前回の続きです。
「●●か〇〇ですか?」
※水色の紙袋と赤色の紙袋のお店です。
唐突な提案でしたが、当時の私はミーハーのブランド好き。
それと、なんとなく師匠に「なんか不思議な力がありそう」と肌で感じていた私は「藁にもすがりたい」と「そろそろブランドもののジュエリーが欲しい」という気持ちも相まって、相談帰りにそのまま高速バスに乗って、隣県の百貨店に向かいました。
そしてバスから降りたところから近い、という理由で最初に〇〇に最初に入りました。そして、店内に入った瞬間、頭の中で何かがパタン、と閉じる音がしたのです。
「え?え?」
それまでテキストがズラズラ遠慮なしに頭に入ってきていた状態だったのが、収まったのです。
私は言いようのない、その不思議な体験に、高級店に入ったという緊張以上に胸の高鳴りを感じました。
そしてすぐに、感じの良い年配の女性が接客を担当してくれました。
そして、お店にある一番小さいダイヤがついた、いちばん可愛らしいお値段のネックレスを付けさせてもらったのでした。
(うん、これがいいな・・・)
小さいながらも上品に白く輝くダイヤ。私はそれを購入することを決めました。
「これください」
そうお願いすると、担当の女性はかしこまりました、と笑顔で頷き、他の若いスタッフにそのネックレスの梱包を指示してくれました。
その待ち時間、グラスに入った炭酸水を出され、そわそわ待っていると、接客を担当してくれた年配の女性が
「せっかくですので、お待ちになっている間こちらをお試しになりませんか?」
と、さっき購入を決めたネックレスと同じシリーズの、それでいて、ダイヤが大きいものを持ってきてくれました。
お値段は、三倍(笑)
まあ、試すだけならタダだよね。そう思って、私は促されるまま、そのネックレスを試着してみたのです。
すると、そのネックレスのダイヤが鎖骨の真ん中のくぼみに落ち着いたとたん、
バーーーーっと体中に電流が走ったのです。
次回に続く