売上が上がらない理由は意外とシンプルなのよ...。

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ビジネス・マーケティング
コロナ禍以降、副業でAmazonやeBayで物販を行う人が増えています。
今は円安なのでeBayでの販売を始めている人の方が多い印象ですね。

このような状況の中でクラウドワークスやランサーズでは
「リサーチしてくれる方を募集!」といった募集内容を頻繁に見かけるようになりました。

副業で何かやりたいと思っている人や在宅でお仕事をされている人の中には
こういった募集を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?


ただ、募集内容を見てみるとビックリ。


驚くほど書かれている内容が似たり寄ったりなんですね....。
DALL·E 2024-02-06 10.23.42 - Close-up of a Japanese woman's face showing a highly expressive and dramatic surprise, with her home interior in the background. Her eyes are wide ope.png



「これ他の人の募集内容をコピペしたのかな?」
「アカウントが違うだけで同じ人なのかな?」

と疑ってしまうほどどれもこれも似通った内容で、
結果として誰からも応募が来ていない募集ページがなんと多いことか....。



私としてはこれは大きな問題があると思っています。

募集する側、つまり事業者側が
「他の人と全く同じことをするだけでは誰も集まらない」
という単純なことを理解していない姿を大勢に晒している。


個人的には「そんな人と一緒にビジネスをしていきたいと思ってくれるフリーランスの方はいるのかなぁ...」と流石に心配になりますね。

DALL·E 2024-02-06 10.32.58 - A close-up of a younger-looking Japanese man in his early 30s showing a concerned expression. His eyebrows are slightly raised, and his eyes convey a .png



ただこの問題はひとまず置いておいて、一番問題なのはそもそも
「リサーチを外部の人間に丸投げしている」という部分です。


もう10年以上前になりますが、その当時はAmazonで売れている中国商品をリサーチし、それをタオバオやアリババから仕入れて販売するだけでそれなりの利益が確保できていた時代は確かにありました。

その当時も「今のAmazonは飽和状態だ!!」なんて声高に煽る謎の情報発信者が多々おりましたが、それでも今と比べれば数だけで勝負できた時代ではあったなと今振り返ってみて思います。



ですが、時はもう2024年。

DALL·E 2024-02-06 10.37.23 - A vivid and dynamic scene set in the Sengoku period of Japan, showcasing a bustling battlefield. In the foreground, a samurai in traditional armor is .png


もう何年も前から日本人だけでなく多くの中国人セラーが参入し、
まさに無数の武将が入り乱れる戦国時代といったところでしょうか。

さらに、昔のように商品にブランド名を刻印したりオリジナルのパッケージを作る程度で安定した利益を生み出せるような甘い業界ではなくなっているわけですね。


今の時代は昔のような「数の戦略」ではなく「質の戦略」の時代です。
無闇矢鱈に増やすのではなく如何に減らすか。


私の好きなラッパー般若さんの曲の中に

「シンプルでいい削いでいく、消えてく奴は急いで行く」

という歌詞がありますが、今回のお話はまさにこれ。



まだ始めたばかりの人の多くはとにかくまず数だけで勝負しようとします。


「少しでも利益が取れそうな商品をひたすら出品すればきっと儲かるぞ!!」
「でも自分でリサーチする時間は無いし、面倒だから他人に任せよう!!」
「まだ利益も出ていないんだからとにかく安い報酬で外注に依頼しよう!!



多くの初心者の方がこのような流れになりがちです。
これは質より量を優先する典型的な例ですね。


さらに、募集内容を見てみると、
「初心者歓迎!」
「リサーチしてOKだったものにだけ報酬を払います」
というブラック企業さながらの言葉が羅列していて私が見ても不安に感じてしまいます....。



それではここで質問です。

DALL·E 2024-02-06 10.52.05 - A group of Japanese people engaged in a discussion, with one person raising their hand to ask a question. The group is diverse, including men and wome.png

あなたは「初心者レベルの人がリサーチした商品が売れる」と本気で思っているのでしょうか?

依頼する相手が初心者ということはつまり
相手もあなたと同じまたはあなた以下のスキルということになります。

全く何も分からない人が全く何も分からない人に対して
どんな風にリサーチの方法や条件を指示するのですか?


さらに言うと、
初心者でも簡単に見つかる商品=誰でも簡単に見つけられる商品です。


・誰でも見つけられる商品を
・誰でも販売できる場で販売する

これだけであなたが成功する可能は限りなく低いと思います。



例え物販を始めたばかりでも、
目標は一時的な利益ではなく安定して稼ぎ続けることではないでしょうか?


繰り返しますが、今は誰でも簡単に見つけて簡単に販売できる商品だけでは生き残れないほど競争が激しい時代です。

ビジネスを始めたばかりの頃から「とにかく楽して儲けたい」という考えに走ってしまうと、結果として何も成果を出せずに終わる可能性が高いです。


特にこういった考えが顕著に現れているのが
「利益が取れる商品だった場合のみ報酬を支払う」
というブラック過ぎる条件の提示。

あなたの方から「初心者でもいいですよ」と言いながら
利益が出ないと報酬は支払いませんという矛盾。


先程お伝えしたように初心者の方は同じく初心者であるあなたからリサーチのやり方を聞いて作業をする事になります。
と言うことはその人が商品を見つけるまでにそれなりの時間が必要なのは言うまでも無いでしょう。

相手にはそれなりの時間と労力を使わせておいて報酬は数十円程度。
自分はリスクを最小限に抑え負担は全て他人。


つまり自分だけがいい思いをすればいい。


そんな人の募集に応募が来ないのは当然ですね。


仮にリサーチ能力が高く売れる商品をバンバン見つけてくれるような人がいたとしても、そんなあなたの姿勢や低過ぎる報酬を見て応募してくれる筈がありませんよね....。
DALL·E 2024-02-06 11.35.39 - A Japanese woman showing a gesture of refusal with one hand, her facial expression conveying a polite but firm denial. She is dressed in a simple, ele.png



今回の内容をまとめると
「稼げない人には稼げない理由が必ず存在する」ということです。


ビジネスを行う上で様々な知識やスキル、テクニックは必要です。
これらは本当に重要ですし、ビジネスの世界で生き残って行く為には必須です。


ですがその前に重要なのはあなたのビジネスに対する姿勢や心構えです。


「質は悪いかもしれないけど仕入れて販売しちゃおう!」
「商品について詳しく知らないけど利益が出るなら売っちゃおう!」
「クレームが来てもまぁ仕方ないか!」
「他人に安い賃金で作業してもらって自分だけは楽して稼ぎたい!」


あなたならこのような人と一緒に働きたいと思いますか?
あなたならこのような人から商品を買いたいと思いますか?



いつの時代もお金は大切です。
稼ぎたい、たくさん利益を生み出したいと思うことは何も悪くありません。
私もビジネスを行う上では常に利益を上げる最善の方法を考えています。

しかしそれが誰かの不幸の上に成り立っているのであれば
絶対に長続きしません。


誰かがあなたの為に不当な賃金で働く。
誰かがあなたの為に納得いかない商品を買い悲しい思いをする。


自分の安易な行動がこういった人達を生み出すことに繋がっていないか
あなたも一度考えてみてください。


ポジショントークにはなりますが、例えビジネスを始めたばかりの初心者でもしっかり安定した利益を生み出すことは可能です。
もちろん精神論だけでなく適切な販売方法や売り方に関する知識やテクニックを知れば知るほど売上の規模は上がります。


なので最初から焦って他人を悲しませるだけの方法ではなく
誰かを幸せにしながら求める結果を生み出す努力をする事を意識しましょう。


自分もそうかもしれないと思った方は是非一度ご相談ください。


それでは最後にラッパー般若さんのお言葉をもう一度。


「シンプルでいい削いでいく、消えてく奴は急いで行く」



最後までお読み頂きありがとうございました。
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