先日、出勤途中のこと。
車道を自転車で走っていました。
わたしの右側を車はゆっくりと走っています。
わたしの左側は歩道ですが、20cmくらい高さがあります。
100㍍先の信号が赤になり、車は止まったのに、
わたしは車と歩道の間の狭~い隙間を走って、少しでも
前に行こうと考えてね。
ゆっくりとだけど、自転車を走らせていたんですよ。
アホなことにぐらついて、おっとっと…と左に傾いた。
当然、歩道にぶつかったわ。
ありゃま~と態勢を立て直そうとして、右にいる車に自転車の
ハンドルがゴンッ!
ひえ~!
と思う間もなく、また左の歩道に傾いて、そのままぶっ倒れた。
その間に右胸をハンドルが強打するし、左ひざは歩道で強打。
車の人が、大丈夫ですか?と出てこられてね。
「す、すみません・・・」
「車に当たってしまって。直しますので」
ちょうど、すぐ目の前にお店があり、そこの駐車場へ入りました。
車の人が、「大丈夫ですか?」とまた言われたんですが、
「いえいえ、わたしは大丈夫、それより車が、、、
申し訳ありません、傷付いてますよね」
車の人はチラッと車を見て、「いや、大丈夫ですよ」
そんなわけないじゃろ・・・
ゴンッって音がしたもん・・・
「それより、こけてしまったようですが、
足の方は大丈夫ですか?」とわたしの方を
氣づかっていただき、ほんとに申し訳ない。
「車の方はいいですから」と言われるので、
わたしはつい甘えてしまい、じゃあ、すみません、
ありがとうございます。と別れてしまいました。
これでよかったんかなぁ?
その車の人はね、見た瞬間に「年収が高そうな人だ」と
分かるくらい素敵な男性でした。
たぶん40代半ばくらい?
年収が高い=素敵な人という意味ではないですよ。
職場でも上の地位にいる人の雰囲気を醸し出していました。
職場で女子社員に人気がありそうな雰囲気の男性。
こう言う人は、少々の車の傷でオバハンにイチャモン
つけられるのも面倒だし、自分のお金で修理するわと
思われたんでしょうね。
貧乏人は、何が何でも相手にお金出してもらうぞと
迫ってこられるんでしょうけど。
わたし、見るからにみすぼらしいオバハンだったのかも…
亡くなった母が「金持ち喧嘩せず」とよく言ってましたが
今回の事件は、ほんとにそれだなぁと。
そして、自分のみじめさを感じたので、もっとゴージャスな
オバハンにならなきゃ!と思ったのでした。