家族から離れた存在でご相談に応じます。
18歳の時に家を出て、慶應義塾大学で実験心理学を専攻後出家、僧堂で三年間の修行をしました。
仏教では家族を捨てて出家をし、修行をします。なぜお釈迦様がご家族を捨てて出家し、修行をつまれたかといえば、家族を所有すること、もしくは家族の一員であることは実は苦しみの原因であり、本当の幸福を求めるうえで、足枷となるからです。
もちろん、今の家族制度で幸福である、という方は本当に素晴らしいと思いますし、是非、大切にしていただきたいと思います。しかし、現実では、家族で苦しんでいる方はたくさんおられます。私もその一人です。
私が、子どものころ、自分の家族について大人に相談したときに、帰ってきた言葉は「家族なんだから」「お母さんなんだから」「そんなこといっちゃいけないよ」「親孝行しなさいよ」という言葉でした。
そして、その家族から自立し、生きていく中で打ち明けても、結局「あの人は家族と絶縁した人だ...