日本的なアプローチで外国人を褒めても、その場限りの笑顔があるだけで、その後の発奮や挑戦意欲に繋がることは殆どありません。場合によっては、褒めることは高評価のあかしと受け止め、昇給や昇進を求めてくることさえあります。
また「愛のムチ」のつもりで叱ると、人格を全否定されたとか、逆に上司に認められていないと落ち込むことがあります。
「叱られないようになったら終わりだ」は、外国人にはまったく通じない価値観です。
さらに上を目指して欲しい場合は「あえて厳しくして、甘やかさない」のではなく”フィードバックスキル”の練習が必要となります。
日本の勤労観を否定している訳ではありません。異文化の相手の共感されるようにロジックを入れて言葉で説明可能な内容に脱皮する必要があるのです。逆に論理と言葉で納得させられない商習慣は「賞味期限の終わった」価値観なのです。
日本の産業発展を支えてきたビジネス文化を、どのように伝えれば、外国人や若手の日本人社員にも抵抗なく受け入れられ、両者満足の相互理解が得られるかが重要なのです。このコーチングもこの点を指導ポイントにしています。
私は世界13カ国の日系企業、現地企業、政府機関、大学院にて2万人の日本人ビジネスパーソンと、現地社員や顧客との異文化問題の解決支援をしてきた異文化ビジネスの専門家です。当事者の個性や相手とのパワーバランスを把握した上で、理論ではなく最適なアプローチを実演で示すことができます。
またインターネットの英語テレビ番組で、外国人に日本の勤労観や価値観を発信したり、日英語の出版を数多くしています。30年前から(株)ダイバーシティ・マネジメント研究所を経営し、その間、マレーシアで17年間在住しながら、世界各地へ出講しました。
得意地域はアセアン10か国、インド、中国、北米とヨーロッパです。これ以外も、私のセミナーに参加する多国籍の参加者から各国事情をインプットしています。蓄積してきたノウハウを次世代の方々に共有できれば嬉しい限りです。よろしくお願いします。
事前にダイレクトメッセージで以下をお知らせ下さい。ある程度の準備をした上で、セッションを効果的に進めたいと思います。
1.ターゲット国や地域名
2.外国人社員やお相手との関係
3.業種・職位、英語力の程度
4.お悩み、ご相談の内容