天文学、占星術からもインスピレーションを得ているイギリスの作曲家ホルストの組曲『惑星』より"金星〜平和をもたらす者〜"をオルゴール風に編曲したオリジナルのMIDI音源です。全8分50秒。
旋律の美しさはそのままに、懐かしいようでどこか神秘的なオルゴールの音色で、独特の心落ち着くサウンドに仕上がっています。占星術の金星が表すように、この楽曲は組曲の中でも穏やかで洗練された旋律。キラキラした華やかなラストが金星らしさをより引き立てています。
組曲の中で“金星“は第2楽章で、第1楽章から火星、金星、水星、木星、土星、天王星、海王星の順番、全7楽章で構成されています。この並びを見て、占星術に詳しい方ならピンとくるかもしれませんが、黄道十二宮の白羊宮/牡羊座(火星)〜双魚宮/魚座(海王星)までのルーラーとしての天体の並びとなっています。
1914年〜1916年に作曲されているので、この頃、冥王星はまだ発見されていませんでした。その後、ホルスト協会の会長である作曲家コリン・マシューズが "冥王星〜再生する者〜" を付け加えるように作曲しています。
この組曲のそれぞれの惑星に付けられたサブタイトルが、占星術家アラン・レオの著書で各惑星に付されたキャッチフレーズと同じであることからも、占星術の天体のイメージそのままに作曲されていることは明確ですが、この組曲は占星術のためにあるわけではありません。占星術が天体に付与している固まったイメージの枠に囚われず、聴き手それぞれが自由に感じとって聴いてもらうことをホルスト自身も望んでいるようです。
時には夕暮れに、時には夜明けに現れ、何かを語りかけるようにひときわ明るく輝き去っていく金星。その輝きは心に少しの希望と平安をもたらします。
ご購入後、トークルームにてMP3ファイルを送信します。
ご希望の方は生年月日をご記入いただくと、西洋占星術で「金星」(占星術では恋愛や女性性などを示します)の配置を見た上で、一言メッセージをお付けします。