「頑張って勉強してはいけない」
あなたが読み間違えたわけではありません
本当にこの一言が、勉強の極意をすべて言い表しているのです
いまは、ほんの数行読んでみただけでしょう
だから、私が言うことも信じられないかもしれません
最初は、「はぁ?何言ってるの?」とみな同じように驚かれます
ところが、30分も経つと、同じように妙に納得されるのです
「そう言えば、言われてみれば、確かにそうですね」
「勉強ができるようになりたい」と願うとき、どうするでしょうか?
勉強が上手な人から学ぼうとしますよね
でも、学ぼうとする際に「何を学ぶ」のか、それを間違えてしまうのです
書店には勉強法についての本が、何冊も置かれています。
とりあえず、表紙が目立つか、評判のよさそうな本を、立ち読みされることと思います
そして、何冊かの中から1冊を選び、レジまで持っていきます
この瞬間こそが、『アリ地獄』に足を突っ込む瞬間なのです
私自身も勉強法についての本を多数分析し、99パーセントが、「勉強が上手な人」が書いていると感じました
ところが、そこには落とし穴が隠れています
本を書いている人は、ほとんどが勉強の達人です
たとえば、東大で主席だったとか、仕事と育児を両立して司法試験に合格、とか
確かに、「驚異的な実績」という証拠だってあります
「だからまねなさい」というわけです
ところが、もし彼らが話しているノウハウが、実行するのにとても困難な方法だったとしたら、どうでしょうか?
「睡眠時間を3時間にすれば勉強時間が増える」
「付き合いをなくすために、スマホを解約する」
そう。すごすぎてマネできないのです。少なくとも私には不可能です
「マネを通じて習熟し、そのとおりにできる人もいる」というのが正確な言い方でしょう
でも実際には、そのとおりにできない人のほうが圧倒的に多いと思うのです
いままでに、勉強関係の本を読んで、うまくいかなかった経験はありませんか?
たとえそうだとしても、それは著者が悪いのではありません
もちろん、できなかったあなたが悪いのでもありません
大切なのは「他人ができたかどうか」ではなく、
あなたが、
「よし!これならできる!」
と自信を持って感じられるかどうかです
あなたが勉強で困らなくなる方法が、もう少しで見つかるかもしれません
そのお手伝いができれば嬉しく思います