2024年2月以降、Gmailのメールアドレスにメールを送信するには、送信するドメイン側にドメイン認証の設定が求められるようになりました。
例えば、あなたが example.com というドメインを所有していたとして、このドメインのメールアドレスから、gmail.com のメールアドレスにメールを送信したとしましょう。このとき、あなた(example.com の所有者)が送信ドメイン認証を設定していないと、正常にメールを受け取ってもらえない可能性があるのです。
主な送信ドメイン認証には、SPF、DKIM、DMARC といった3種類があり、それぞれDNSレコードを利用します。DNSレコードというのは、ドメインに紐づけられた公開情報です。主に「そのドメインに紐づけたIPアドレス」を書くものですが、それ以外の目的にも利用されています。この情報はドメインの所有者が設定できます。
「なんだか面倒なことになってしまったな」とお思いかもしれませんが、わたしも同意いたします。しかし、世の中に蔓延するスパムメール対策として以前から策定されていた仕組みなのです。これらを設定することによって、自らの所有するドメインを語ったスパムメールやフィッシング詐欺目的のメールが宛先に到達することを防ぐというメリットもあります。
とはいえ、「いきなりそんなことを言われても……」と、戸惑っている方もいらっしゃるでしょう。
そこで、これらの設定を代行するサービスを提供することにいたしました。
お客様の送信ドメイン認証に関する設定が、現時点でどうなっているかもお知らせいたします。
◆ サービスの流れ ◆
(1) お客様にドメイン名などの情報をお聞きするとともに、メールサーバーやDNSレコードを調査。
(2) 現時点でのメール送信テスト。
(3) 現状のご報告。
(4) DNSレコードを設定。
(5) メール送信テスト。
(6) 結果をご報告。
まずは、ご相談ください。
- 以下の情報についてお聞きします。
- ドメイン名
- ご利用されているレンタルサーバーサービス
- ご利用されているDNSレコード管理サービス
- DMARC用レポート報告先メールアドレス
- 1日に(Gmailのアドレスに)送信するメールの数
- etc.
- お客様の所有するドメインのDNSレコードを編集する権限が必要になります。