一般的に工場で使う治具といえば、鋼材を用いて作ることが多いと思います。
しかし、NCマシンがないとできないような切削物であったり、実際の物に
合わせて加工しようと思うと、コストと時間がかかります。
そこで、ベース部分は鋼材を使用し、部品を固定、セットする部分には
3Dプリンターで作った樹脂部品を使うことで、コスト低減、納期短縮に
お役に立てると思いました。
実際に部品で、斜め形状があるためM6xP1.0タップをたてにくく
タップ部分を垂直に固定する治具を作製した際には
t6.0の平鋼へ3Dプリンターで作製した治具をボルト固定することで
切削で治具を作った場合 約5万円 → 平鋼+樹脂治具 約 1.5万円
納期 約2週間 → 納期 約3日
と大幅にコスト削減、納期短縮に成功しました。
特に納期短縮の面で非常に喜ばれております。
使用している3Dプリンター材はPLAですので熱に弱く
溶接治具等の熱が発生する物には使えませんが、場合によっては
このように圧倒的なコストパフォーマンスを発揮することができます。
是非お気軽にご相談ください。
場合によっては加工する部品本体をお借りして、現物合わせをすることもあります。
製作する治具の大きさは250mmx250mmx250mm以下です。
基本的には乳白色での仕上がりとなります。