教員採用試験は範囲が広く,対策が難しいと思われがちです。しかし,過去問をよく見てみると各自治体の意図や願いが問題に表れています。
例えば,京都市であれば,小学校全科では学習指導要領及び学習指導要領解説をもとにした出題が多く見られます。例えば,特別の教科 道徳であれば,学習指導要領解説にも掲載されている「内容項目が学年が上がることでどう変わっているか」について問われることが傾向として見られます。また,図画工作科では,学習指導要領解説以外の出題として,教科書の指導書をもとにした出題が見られるなど,かなり特徴があることがわかります。
このような特徴を見抜いた上で勉強を進めることで,効率良く対策を進めることができると思います。自治体の思いを汲み取るために,過去問の分析を丁寧に行ってみてはいかがでしょうか。
受験を予定されている自治体及び受験区分を教えてください。