私が心理カウンセラーを志し、アメリカで心理療法を学んで帰国したのは、30年以上前のことです。その時の日本は、「こころの病」といえば「ノイローゼ」くらいの認識しかなく、心理カウンセラーの活躍する場など皆無に等しい状況でした。
いまでこそ、カウンセリングの認知度は上がりましたが、「怪しい」「洗脳されるんじゃないか」「説教されるのが怖い」など、偏見も多くあります。「こころの病」に苦しんでいても、本屋、占い、病院などを転々として、どうしようもなくなってからカウンセリングに来られる方ばかりで、まだまだ、敷居は高いようです。
一方で、私が市町村等で行っている心理カウンセリングに関するセミナーは、ほとんどの場合、満席になります。日本人は勤勉です、「カウンセリング」はダメでも「こころの勉強」となると話は違うようです。そこで私は、みんなが「こころの勉強」をすればいいのだと考えるようになりました。
心理カウンセリング技術や心理学を学ぶと、自分自身のことがよくわかってきます。
自分は本当は、どのようなことが好きで、どのようなことが嫌いなのかといったことがはっきりしてきます。その結果、目に見える大きな変化を迎える方もたくさんいらっしゃいます。
人間関係が充実するようになりますし、なにより、自分のことがより好きになり、誰よりも自分を大切にできるようになります。
私は、「こころ」について学ぶ機会が、ひどい病気をしたり、苦しい思いをした時に訪れるものではなく、もっと人生の早い段階に、自然なかたちで出会えるものであって欲しいと願っています。そこで、微力ではありますが、相談に乗りつつ、心理学を学んでいただければと考えています。
最新の心理学理論をリアルタイムで臨床に取り入れるかたわら、人間として、おひとり、おひとりのお役に立ちたいという、昔ながらの原点のような温かさを大切にしていきたいと感じています。心から「ホッ」と一息ついていただける場所でありたい、思い立った時に気楽にご相談いただけるような敷居の低い場所でありたいと思っております。
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嫌なことや避けたいことなどのご要望があれば、遠慮なく言ってくださいね。
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