三年生は年間に五回の定期テストのうち、内申として評価されるのはすでに終わっている四回のテストまでで、三学期の学年末テストはそれほど重要ではありません。それならば教科書の内容は、最後まで終わってなければいけないはずです。しかし教科書を眺めてみると、数学は三平方の定理に入ったばかりだとか、英語はまだ二課残分も残っているといった、およよ入試の過去問を教えてくれるような公立中学はほとんどありません。
社会や理科も範囲が広すぎて、どこを中心に勉強していけばいいのやら、一人一人に会ったアドバイスをしてくれる先生は少ないでしょう。
さらに英・数・国といった積み重ねの教科は、理解のきっかけもなく途方に暮れている生徒が大量に発生しているのが現状です。
そんな人たちを救ってあげるのが僕の仕事です。
一対一の個別指導ですから、三学期の勉強をしながら、90分の間に必ず三年間のの復習時間を組み込み、苦手をなくさせます。
これまで習ってきたすべてを覚えなさい、と強制はしません。最低でもこれだけは確実に覚えておかないと、高校受験をするときになって困ることになる、そんな重要点に絞って復習してもらいます。
それもガリ勉をさせるのではなく、せいぜい英語・数学それぞれを120分ずつ勉強を続ける習慣をつけ、自分が努力した証としてノートを大量に使うようになれば、自信を持って入試に立ち向かえるようになれることでしょう。
実際、今教えている中三の男の子は、中一の頃は全体の真ん中くらいの成績だったものが、三年に入ると十番台になって、二学期の期末テストでは105番中2番にまで成績を上げてきました。それも一番の子と二点差で、悔しがっていました。
当然のように、彼には12月半ばには英語数学の教科書をすべて教え終え、現在は最新高校入試問題を解かせています。過去問に当たらずに、入試当日に初めて問題を目にするなど、受かる気があるのかと言いたいほどです。
僕が教える子には、、彼と同じように成績が悪いのが悔しいと感じられるようになって欲しいいんです。
勉強のやり方を習っただけで、要領をつかみ、あとは定期テストのたびに、重要ポイントに絞って説明をして欲しい、というご希望があればそれでも構いませんが、そういう教え方で問題ない生徒は、もともと理解力のある地頭のいいお子さんでしょう。
普通の子は、やはり年間を通じて、一人一人の学習の過程を見守る必要があります。
授業の最後には保護者の方とも画面上でお話しし、お子さんが毎日勉強の習慣をつけ、使ったノートのページ数を着日に延ばしているかどうか、お尋ねします。
そうした作業を鬱陶しく思われないで、真剣にお子さんの成績を上げてやりたいと願い、一日にほんの数分の手間を厭わずに協力いただければ、きっとお子さんはその願いに応じてくれるでしょう。