二学期に入ると、数学は一次関数の応用や合同の証明など、嫌いな分野ばかりで、一学期に比べ点数が落ちてはいませんか? 英語も文法的に覚えることが増え、どんどん成績が落ちている印象を持っている生徒が多くなります。
中二病ともいわれるように、自我に目覚める時期で、親や教師への反発もあって、なかなか素直に勉強に向かえない時代ですが、保護者の立場としては放って置くわけにはいきません。
一年間に五回の定期テストがあって、すでに四回のテストが終わっています。それなら教科書の内容は、80%が終わってなければいけないはずです。でも教科書を眺めてみると、70%どころか65%しか教えられていない学校が多いものです。
英語でも数学でも、残されたページには、先輩たちが悲鳴を上げた分野が控えています。その量の多さに、勉強自体がどんどん嫌いになっていきそうではありませんか?
社会や理科は前に受けたテストの点数が悪くても、今習っている所を頑張れば、いい点数をとることは難しくありません。でも、英・数・国といった積み重ねの教科は、いったん嫌いになるとズルズル三年間成績が悪いまま、理解のきっかけもなく途方に暮れてしまう生徒が大量に発生してしまうのです。
そんな人たちを救ってあげるのが僕の仕事です。
一対一の個別指導ですから、三学期の勉強をしながら、90分の間に必ず二年の内容ばかりでなく一年のついても復習時間を組み込み、苦手をなくさせます。
これまで習ってきたすべてを覚えなさい、と強制はしません。最低でもこれだけは確実に覚えておかないと、将来高校受験をするときになって困ることになる、そんな重要点に絞って復習してもらいます。
それもガリ勉をさせるのではなく、せいぜい英語・数学それぞれを45分ずつ勉強を続ける習慣をつけ、自分が努力した証としてノートを大量に使うようになれば、絶対に学年上位になれるのです。
実際、今教えている中三の男の子は、中一の頃は全体の真ん中くらいの成績だったものが、三年に入ると十番台になって、二学期の期末テストでは105番中2番にまで成績を上げてきました。それも一番の子と二点差で、悔しがっていました。
僕が教える子には、成績が悪いのが悔しいと感じられるようになって欲しいいんです。
勉強のやり方を習っただけで、要領をつかみ、あとは定期テストのたびに、重要ポイントに絞って説明をして欲しい、というご希望があればそれでも構いませんが、そういう教え方で問題ない生徒は、もともと理解力のある地頭のいいお子さんでしょう。
普通の子は、やはり年間を通じて、一人一人の学習の過程を見守る必要があります。
授業の最後には保護者の方とも画面上でお話しし、お子さんが毎日勉強の習慣をつけ、使ったノートのページ数を着日に延ばしているかどうか、お尋ねします。
そうした作業を鬱陶しく思われないで、真剣にお子さんの成績を上げてやりたいと願い、一日にほんの数分の手間を厭わずに協力いただければ、きっとお子さんはその願いに応じてくれるでしょう。