東日本大震災のお話しをします

現在、医療事務をされている方にぜひ聞いて頂きたい。

現在、医療事務をされている方限定で私が東日本大震災の救援活動（ボランティアではなく要請で行きました）の体験談をお話しさせて頂きます。 あれから11年が経過しましたが絶対に忘れてはいけないものであり、地震大国の日本において、またいつあのような地震が発生し津波が来るかもしれない、また海がない地域においては家屋が倒壊するかもしれない。そんな時に医療機関は病院の大小を問わずに患者を受け入れなければならない。そのような事態がいつ起きてもおかしくないです。では、もしそんな地震が起きたら人を助ける、病気を治す、治療する医療機関で働いてる方々はとっさに行動することが出来ますか？ 私は10日間、最前線である宮城県石巻市、南三陸町、気仙沼、女川町などなどたくさんの地域に行き、自分がいかに日頃から危機感を持たずに仕事をしていたか、日頃から働く病院の周辺に何があるかすら分からない、そんな自分が情けく感じました。避難所ではたくさんの人と出会い、たくさんの不幸な現状の話を聞き、自分の無力感を痛感したそんな10日間でした。石巻市は病院やクリニックがほぼ全滅で唯一何の被害がなかったのが石巻赤十字病院でした。私たちは昼間は避難所を巡回したり、まだまったく捜索も行われてない地域を警察や消防、自衛隊の方と捜索をし、夜間（夕方〜深夜1時）は石巻赤十字病院の準夜勤務に入り、救急対応などを行いました。寝る暇などまったくなかった10日間でしたが不思議と眠たいなどと言う感覚はなく、もっと困っている人の助けになりたい一心で活動しました。医師や看護師の目から見た東日本大震災と言うテーマでは学会などでたくさんの発表があります。しかし、私のような事務員の目線で見た東日本大震災というのは数もかなり少ないのではないでしょうか？そんな事務方から見る大震災をテーマに料金がかかるのは申し訳ないですが、私も忘れてはいけない、1人でも多くの人に伝えたいと思いここに出品した次第です。確かに辛くて過酷な10日間でしたが、それ以上に言葉では表せない感情もありました。ぜひ聞いて頂きたいです。よろしくお願い致します。