認知症をお持ちの家族がいて、施設ではなく家族だけで面倒を見ようとすると、あらゆる悩みが湧いてくると思います。暴言を吐かれる・暴れる、物を盗られたと責められる、屋内・屋外を徘徊する、排泄をトイレでできずに失敗するなど、認知症の中核症状によって、挙げればキリがないほど多種多様なお困りごとが出てくると思います。
そして、その行動を見た・されたとなると感情的に反応してしまい、かえって悪化をさせてしまったり、罪悪感で悲しくなってしまう事もあるかと思います。
その悩みを「認知症のご本人の方の視点」から原因を私と一緒に探り、介護をする家族の関わり方を継続的に工夫して、そのお困りの状況を少しでも改善していくお手伝いをさせていただきませんか?
私は作業療法士として精神科領域及び認知症ケアについて理解があり、東日本大震災では心のケア活動にも参加し、一介護職員としてもグループホームや特別養護老人ホームでの経験もあります。ただ、それよりもお伝えしたいのは、私自身辛い経験を歩んだ経験があるという事。発達障害のADHDによって生きづらさがあり、社会人生活になってからは何度も体調を崩し、療養生活も合わせると7年もありました。そこで「支援者側」ではなく「支援される側」も経験することで、理屈ではない大切な事も学ばせていただきました。またHSPといった他者の気持ちを人一倍共感しやすい性格によって、同じように大変お辛い状況の中で頑張っている方々の気持ちに寄り添う事ができます。そんな私が少しでも皆さんのお力になりたいと思っております。
もちろん認知症のご本人も介護をされているご家族も、多様な価値観を持ち多様な人生を歩まれてきた感情を持った人間です。簡単に現状を改善するのが困難な場合もあり、当サービスによって明らかな改善を保証することはできません。
しかし、一緒になって認知症のご本人の立場から今の現状を紐解こうとする行動により、ご本人だけでなくご家族のご負担や気持ちが軽減される場合もあります。
そんな僅かな希望を持って、一緒に問題解決に向けて取り組んでいきましょう。
認知症のご本人の中核症状やBPSD・ご家族の負担軽減を確実に補償できる訳ではありません。また明確な解決方法をご提示・ご提案できない場合も十分にあります。また文章でお困りごとの全てを把握することには限界があります。このサービスでは解決方法のご提示よりも「一緒になって考える」ことに価値を置いております。その点を十分に理解していただいた上でご購入ください。また医療や介護施設など、何かしらのサービスを受けている場合は、当サービスを受けることによって治療などの一貫性が失われて、状況を悪化させてしまうリスクも十分にあることもご承知ください。
箇条書きで良いので、客観的事実を細かく教えていただく事で解決の糸口が見出せる可能性が広がります。できる限り「想い」ではなく現実にある「事実」を教えてください。
例)生活リズム、水分量とその種類、こだわり・性格、生い立ち、仕事、交友関係、日中の過ごし方、趣味、家族構成、家族の接し方、暴言の直前の行動や会話内容など
※定期的に起きる変化は、それが起きる時に決まった条件がないか?(雨の日の夕方に限って徘徊する、汗をかきやすい暑い季節や夜の翌日に症状がひどいなど)