「法学のコンパス1~総論~」の続編になります。
「法学のコンパス1~総論~」では、法学全体を通じて使える法的な見方や考え方にフォーカスして情報を提供しました。
「法学のコンパス2~各論~」ではそれを前提により各科目の特性にフォーカスした内容になっています。
本書の作成に当たって意識したことは、以下の点です。
①基礎基本にこだわる
この点は「法学のコンパス1~総論~」から一貫しています。
「基礎基本の知識を押さえる→その理解を問題演習を通じて深める」
という成長過程は法律学習において普遍的なものだと考えているからです。
憲法・民法・刑法・商法・会社法・行政法・民訴法・刑訴法について、その基礎となる視点考え方を出来るだけシンプルに分かりやすくまとめました。
本書の知識を得たら、後はその指針に従って問題演習を重ねてください。バラバラだったインプットが体系的なものになり、また単なる知識の増加だけでなく理解の深化をもたらすでしょう。
②科目相互の関係性を明確にする
日本の法体系は憲法を頂点としてきちんと整理されています。
そこには一貫した基本理念があり、基本的な考え方の共通性があります。
このような視点は「法学のコンパス1~総論~」の作成時においても大事にしていました。
「とりあえず講義を聞く」、「とりあえず本を読む」ではなく、まず始めに憲法を頂点とした法体系を大まかでもいいから理解すること。それはインプットの枠組みを形成することになり、磐石な基礎力、理解を伴った知識の蓄積に繋がると信じています。
③問題演習への橋渡しをする
上記の通り、本書の知識を得た後は、問題演習に力をいれていただくことを想定しています。
それゆえに、本書ではアウトプットを意識してどのようなインプットが必要なのかという点にも言及しています。
「アウトプット:インプット=6:4」という理想の学習比率を実現できるよう、必要最小限かつ最大効果をもたらす情報で構成してあります。
「法学のコンパス1~総論~」(旧・法学のコンパス)にも度々言及しておりますので、そちらも合わせてご購入頂けるとより深く理解できると思います。
「法学のコンパス2~各論~」を電子データで提供した後、こちらのトークルームはクローズとなります。
正式な回答からトークルームがクローズされるまでの間は、トークルーム内で本書の内容に関するご質問を受け付けております。
お取引終了までよろしくお願い致します。