心と身体の障害を切り分ける方法を教えます

不安・恐怖・葛藤と向き合い身体障害とうまく付き合っていく方法

筋ジストロフィー（以下：筋ジスと表記）発症から40年。 筋ジスの当事者として、過去の人生をふりかえり、 どんな生き方をして、どんな風に感じてきたのかを お伝えします。 今回、私の経験や体験をシェアすることで 明るく楽しい筋ジスライフを送るための ヒントになれたら幸いです。 さらに、たとえ身体に障害があっても、 心までは障害にならない明るい人生を送るための ヒントにつながることができたら嬉しいです。 ちなみに、筋ジスは進行性の筋疾患です。 さまざまな病型がありますが、 違う病型の方や、筋ジス以外方にも 参考にして頂けるものと思っています。 さて、各年代を振り返ってみると、 　　10代　いじめの恐怖 　　20代　表面は明るい卑屈 　　30代　自分が悪い、考えを改めるべきと悟る 　　40代　ネガポジ変換、同じ境遇の方のために というように 最初は周りを気にしてばかりいましたが、 周りが悪いのではなく自分を改めるべきだと、 感じるようになってきました。 そして40代になり、 ネガティブ人生をポジティブ人生に ひっくりかえす出会いがありました。 これを境に、たとえ身体に障害があっても、 心までは奪われないように 心と身体の障害を切り分けることが大事だと 気づきました。 心と身体の障害の切り分け、つまり、 病気からくる身体の障害そのものと、 それに伴う心の障害を切り分けるということです。 心の障害とは、身体障害が原因で、 ネガティブ思考になり卑屈になったり、 恐怖、不安、葛藤が起きたりすることです。 私はこの心の障害がクリアできれば、 身体の障害は乗り越えられると思っています。 以前の私は、筋ジスを抱えつつ、 恐怖、不安、葛藤で押しつぶされそうになりました。 でも、いろんなことを経験し、 喜びも楽しみも味わうことができ、 暗い半生ではありませんでした。 欲を言えば、今のこの位置まで もう少し早く来れた気もしています。 なぜなら、早いうちに、同じような境遇の ノウハウを知っていれば、時間短縮になって ひょっとしたら30代で 今の位置にいられたかもしれないからです。 最後に、私の体験や経験をお伝えすることで、 少しでも明るく楽しい人生に向けて、 お手伝いができれば、とても嬉しいです。 あなたやあなたのご家族のお力になれば幸いです。