摂食障害は立派な難病の一つです。そして本当に厄介な、手強い相手です。私も10年間一体いつになったら解放されるのかと毎日思い続けながら生きてきました。
最終的にはもちろん自分次第、自分との闘いにはなりますが、自分だけの力では絶対に治せません。誰かに頼る、話す、そしていい方向に向かえるちょっとしたきっかけを与えてくれるのは他者だったりします。
私も10年という長い期間苦しみ続けました。治したいのにどうにもできない、病気の自分が言うことを聞いてくれない。自分を責め、そして病気を憎み、悲しみと虚しさと絶望感を抱え、病気と共に生きてきました。
過食嘔吐に移行してからは365日毎日。その出費は1日で5千円を超える日なんてザラ、1万円に及ぶ日もありました。自分の働いて稼いだお金は全て病気に消えていく。まさに地獄のような日々。死のうとしたこともありますし、生きていることが辛かった。いやきっと「生きたい」けど『生きづらい』この表現が一番しっくりきます。
でも悪さをしているのはあなたではありません。「病気」なんです。そして気持ちを吐き出す場、共感してくれる相手がいるのってすごく心強いものです。
私は医者でもカウンセラーの資格を持っているわけでもありません。でも彼ら専門家にはできない、《経験者》だからこそ掛けられる言葉や理解できること、共感、心の面でのサポート、お力になれることがきっとあるはずです。
一人で抱え込まないでほしい。自分を責めないでほしい。私がそうだったから。自分が頼れるものを探し続けていました。今この病気と闘っているみなさまにとって私がその存在に少しでもなれたら本望です。
摂食障害において現在はどの症状(拒食、非嘔吐過食、過食嘔吐、下剤乱用、チューイング等)で悩んでいるかを教えて頂ければ、自分の経験も生かしお話しさせていただけるかと思います