淵海子平にみるアスペクト論1

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 さて、四柱推命、淵海子平には神殺というおまけがついている。じつは七政四余に厳密な配置をしていくと神殺が出てきて、なら当たるのかというと、いい星と悪い星がくっついて出てくるので、占盤そのままお客さんに告げるにはかなり、言いにくく、またその両方書いてよくなっても悪くなっても逃げるつもりだろうというかんぐりまで持ってしまう。この、両方の星の出し方が淵海子平にそのまま移行しているので、淵海子平・四柱推命の星もいいものも悪いものも入り乱れて出てくる。
 まあ、物は言いようということもある。あなたはおおらかな気質で、細かいことを気にせず、大人の気質です。ということもできるが、ずぼらで、ざるで、細かい見落としが命取りになり、不正会計などで転落するでしょう。ともいえる。一つの性格が大人たらしめ、失敗して落後せしめる。
 ではこの鷹揚な性格は治したらいいのか、そのままでいいのかである。確かに一つの性格に、二つの未来を予想して、吉と凶の二つの星を付けていれば外れはないかもしれない。
 だがそれでは、密教占星法の体系で述べた指導要綱として役に立たないほか全く逆に不幸になる指導をしてしまいかねないのだ。

 さて淵海子平の星を引き合いに出して説明していこう。もちろん七政四余に共通しており、最終的には七政四余に神殺吉凶整理の方法があったものとみられる。根拠は七政四余より古い宿曜経にそれがあるからだ。
 干学日 魁罡 鬼限日 財庫日 呻吟日 女錯 正綬日 正桃華日 大敗日 日貴日 日徳日 妨害日 陽錯 禄馬日
 これの星の意味は、ものの本に書いてあるので調べていただければいいのだが、60日刻みの干支ではズレるから四柱推命出てても気にすることはない。また、年の納音の五行が条件に入るので厳密には成立の確率はかなり低い。
 しかしこれらは密教占星法の十五格に該当しているので、全く意味がないことではなく、こんな形で口伝と法を伝え残しているということを理解すればよいだけだ。この十五格はもれなく皆さんにくっついてくる。
 私は鑑定の時にはこの十五格は基本的に無視しているが、何の神殺吉凶星もない人に関しては引っ張り出して味付けする。また、強力な格があった場合、この十五格が大きなかじ取りをすることになるのでその時は主役に躍り出る。
 参考までざっとならべるがへえくらいでよみとばしていい。
 干学日 学妓に秀でる
 魁罡  前ブログ参照
 鬼限日 老けやすく、白髪。心労人生
 財庫日 蓄財する
 呻吟日 伸び悩む。仕事が長続きしない
 女錯  孤独薄幸
 正綬日 表彰をうける
 正桃華日 不倫、妾など。
 大敗日 転職、浮浪、離婚などのふらふら。
 日貴日 貴い判断力と行動、政治的ボランティア。
 日徳日 人を助ける行為行動、経済的ボランティア。
 妨害日 いじわる。職場いじめをする、される。家庭内不和。
 陽錯  孤独薄幸
 禄馬日 金銭財貨

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