「カフェ」のポスターやメニュー、Webサイトを作るとき、どんなフォントを使って、どんな色にするかを悩んだことってありませんか?
その原因は、どんなお店の制作物を作るかを明確にイメージできていないことにあります。
裏を返せば、そのお店のテイストにあわせた「フォント」や「色」を使い分けることができれば、統一性のある雰囲気の作品に仕上げられ、悩むことなく、無駄に時間を費やすこともなくなります。
そこで今回は、「カフェ」のテイストとして大きく分けて
①ナチュラル系
②シック系
③NY系
の3つのイメージで解説していきますので参考にしてくださいね。
①ナチュラル系カフェのフォントと色
ナチュラル系のカフェは、自然や地元の素材を大切にし、アットホームな雰囲気が漂います。
お店の使いやすさや温かみを感じさせるものが理想的で、フォントには「手書き風」や「手作り感」のあるものが良くマッチします。
たとえば、
・Providence Sans
・Boucherie Cursive
・Lobster
・Brush Script
などが挙げられます。
色に関しては、自然の色や素材にインスパイアされたものが適しています。
代表的な色としては、オリーブグリーン、マスタードイエロー、ナチュラルブラウンなどが、ナチュラル系のカフェの雰囲気にぴったりです。
また、温かみのある色合いが、居心地の良さを演出します。
②シック系カフェのフォントと色
シック系のカフェは、洗練された雰囲気や大人の空間を提供します。
高級感やモダンさを演出するために、スタイリッシュでエレガントなフォントと色の選択が重要です。
フォントには、
・Adorn Engraved
・Copperplate
・Playfair Display
・Didot
などのフォントがおすすめです。
これらのフォントは、シックな雰囲気を醸し出すだけでなく、高級感も漂わせます。
色に関しては、モノトーンやモノクロームが特に人気です。
ブラックやホワイトを帯びとし、シルバーなどの金属系の色をアクセントとして取り入れることで、洗練された印象を与えます。
この色は、落ち着いた雰囲気をおいて、大人の空間を演出します。
③NY系カフェのフォントと色
NY系のカフェは、アーバンでモダンな雰囲気を持ち、大都市のエネルギーを感じさせます。
そのようなカフェにふさわしいフォントと色の組み合わせとしては、都会的で洗練されたものが理想で、シンプルで読みやすいサン形状フォントがおすすめです。
たとえば、
・Mrs Eaves Petite Caps
・DIN Condensed
・Helvetica
・Futura
などが挙げられます。
これらのフォントは、モダンでクリーンな印象を大切にできます。
色に関しては、モノトーンを遠慮しつつも、ポップなカラーアクセントを取り入れるのが特徴です。
たとえば、ブラックやホワイトをはじめ、レッドやイエローなどのパープル的な色をアクセントとして使用することで都会的な、また、グレーをベースにしたモノトーンカラーもNY系カフェにぴったりです。
こちらの色は、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。
大都市のエネルギーを感じさせつつも、洗練された雰囲気を醸し出すことが重要です。
最後に
このようにフォントと色をうまく使うことができれば、カフェのブランディングに一貫性を持たせることができます。また、コンセプトやテーマに沿ったフォントと色の選択は、顧客により深い印象を与え、お店の魅力を惜しむことができます。
しかし、あまりにも派手な色や読みにくいフォントを選んでしまうと、逆にお店のイメージを損ねる可能性がありまので、お店のコンセプトや視点層、周囲の環境などを考慮することが重要です。
さらにフォントや色だけでなく、レイアウト全体のバランスも重要です。
メニューボードやポスター、ウェブサイトなどのデザインにおいては、情報の整理や視覚的な誘導なども考慮する必要があります。
カフェのポスターやメニュー、Webサイトなどのデザイン作業は、お店のイメージを表現する重要な要素です。
フォントと色の選択、お店のテイストや雰囲気をわかりやすく伝えることができれば、顧客に心地よい体験を提供することができます。
しっかりとしたブランディングを構築し、お店の魅力を最大限に引き出すために、デザインには十分な配慮をしていきましょう。