SPFの設定は、DNSのTXTレコードに設定

記事
コラム
SPFの設定は、DNSのTXTレコードに設定されます。具体的には、ドメインのDNSに以下のようなTXTレコードを追加することでSPFを設定します。
v=spf1 include:_spf.example.com ~all
この例では、"_spf.example.com"に対するSPF設定を使用することを指定しています。また、"~all"は、全てのメールを"中立"として扱い、ソフトフェイル(SoftFail)として扱うことを示しています。ソフトフェイルは、SPF認証に失敗したメールを受信することができますが、"fail"であれば完全に拒否します。
SPF設定を行う前に、まずは自分のドメインでメールを送信するサーバーを特定し、そのサーバーのIPアドレスまたはドメイン名をSPFレコードに含める必要があります。また、複数のメールサーバーを使用する場合は、それぞれのサーバーに対するSPF設定を追加する必要があります。
SPF設定を行う際に注意すべきポイントは以下の通りです。
SPFレコードの文法を正確に理解する
SPFレコードは、文法的に厳密であるため、誤った設定が行われると認証エラーが発生する可能性があります。正確な文法を理解し、慎重に設定を行うことが重要です。
SPFレコードの大きさを抑える
SPFレコードは、DNSの制限により512バイト以内に収める必要があります。SPFレコードを大きくしすぎると、DNSの問い合わせに失敗する可能性があるため、できるだけ小さく保つようにしましょう。
IPアドレスの範囲を指定する
IPアドレスを一つずつ指定するよりも、範囲を指定する方がスムーズに設定を行うことができます。たとえば、特定のISPからの送信を認証する場合は、そのISPのIPアドレス範囲を指定することができます。
複数のメールサーバーに対する設定を行う
複数のメールサーバーを使用する場合は、それぞれのメールサーバーに対するSPF設定を追加する必要があります。各メールサーバーのIPアドレスやドメイン名を正確に指定し、認証エラーが発生しないようにしましょう。
定期的に設定を更新する
SPFレコードは、メールの送信に使用するサーバーが変更された場合や、新しいメールサービスを利用する場合に更新する必要があります。定期的に設定を確認し、必要に応じて更新することが大切です。
SPF設定を正確に行うことで、不正なメール送信を防止し、メールの信頼性を高めることができます。





サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す