ベクターデータじゃないと仕事にはならんぜーと思っていたら、なんとイラレのAI画像生成機能が出た。
そんなわけで、描くのがめんどくさい花を生成してみたよ。うん、プロンプトのコツさえ掴めば結構現場でも使えるのではないかしら。それは要するにイラストレーターの仕事が減るということでもあるのだけど、どっちにしろもうその方向に時代は進んでいる。
イメージ通りのイラストを即座に出せるかというと、けっこうガチャ要素が多いし、テイストがバタ臭くもあったりで、何とも言えないところではある。今のところ独自にトレーニングする(自分の好みの癖を覚えさせる)のはできないらしいので、丸投げの形にはなる。
生成した後に調整はある程度必要かもしれないけど、あしらい程度なら十分な気がするわ。
実はアシスタントにならんかと医療系のイラストを描かせようとしたら、どうも内臓は規約にひっかかりやすいらしく、心臓は全部ハートになっちゃったし、「子宮癌の内視鏡手術」で出そうとしたらNGだった。そもそもAIは「なんとなくこんな感じーー」というイメージには強いのだけど、現実に即した具体的なものは苦手とみえる。ピンポイントに何かを説明したいときにはAIはまったくお話にならない。解剖学的な正確さを求めるのはたぶん無理だ。
「ソファに座った老夫婦」で出してみた。一度の生成で3つの候補がでる。
んー、市町村の刊行物くらいには使えなくもない・・・・か・・・?
次のは海外ゲームに出てきそうなやつ。目を直さないとちょっとまずいのと、ちょっと外国人よりに見える。お堅いとこだと指は五本描かないとだめみたいなのもあるので、そういうのを気にしなくて、なおかつタッチにこだわりがなければ使えなくもないけど、若者ウケは悪いだろうな。個人的にはおばあちゃんの髪型の葉っぱみたいな模様は可愛いなと思ったわ。
これはリアルすぎやろ。そして日本の刊行物には使いにくい。おばあちゃんの顔はかなり手を入れないとまずい。何かに使うとしてもかなり限定されると思う。だったら写真で良くないか?になっちゃうしね。
さぁ、どんどんいってみよ!
あれ!?これはかなりいいんじゃないの?おじいちゃんの重ねばきは気になるけど、悪くない、悪くないよー。
惜しい!!!!!おばあちゃんの髭は致命的。クリスマス仕様か?
タッチは悪くない、悪くないよ!
うーーーーーーーーーーん・・・・・。
うーーーーーーーーーーーーーんんん。かすって飛んでったね。もう戻ってこないのかな・・・。