こんにちは。
現役WEBマーケターのイカです。
2023年11月7日、Instagramの最新情報がリリースされました。
アメリカで始まっていた「リール動画のギフト機能」が、日本にも導入されたという話です。
Instagram上で購入した「スター」というバーチャルギフトをリール動画の表示画面上で送れるというもので、クリエイターの収益化方法が増えたことになりました。
ギフトの種類は6種類で、スターの数によって分けられます。
45スター70円、140スター430円、300スター860円で購入できて、このうちいくら受け取れるかは明示されていません。
サブスク同様手数料無料かな。
ギフトを受け取れる条件
・プロアカウント(クリエイターアカウントorビジネスアカウント)
・18歳以上
・フォロワー5,000人以上
・Instagramのパートナー収益化ポリシーを含む要件を満たしている
ギフトを受け取るには、上記条件をクリアしている必要があります。
これはリールのボーナスプログラムと同様、該当者に機能追加の通知が順次行くんじゃないかなと思います。
ますますリールに注力するインスタ
先日追加されたリールのボーナスプログラムもそうですが、今回追加された機能も、よりユーザーにリールを使ってもらおうというInstagramの狙いが見えます。
今回のギフト機能をメインにマネタイズするユーザーは少ないと思いますが、「リールでギフトをもらいやすくする動画の作り方」みたいなメソッドやハウツー投稿が、今後ちらほら増えてくるかもしれません。
影響力の強いインフルエンサーであれば、インフルエンサーに認知してもらおうとしたりファン同士でマウントをとりあったりするために、ファンが争ってギフトを送る、という光景が見れるようになるかもしれません。
考えすぎかもしれない怖い未来
その程度で済めばいいんですが、もしインスタ側が変な方向に行くと、新規参入者にとって絶望的な未来になるんじゃないかと想像してしまいます。
このギフト機能がアルゴリズムで優遇されるようになって、ギフトが送られる≒いい投稿とみなされるようになれば、オススメや発見タブはファンが多くて強いアカウントだけになり、新規参入者の露出が一段と減っていく、というものです。
そもそも今回のギフト機能は、すでにTikTokにあるコメントのギフト機能を彷彿とさせます。
でもインスタリールはTikTokと比べると再生保証回数が少なく、先行者利益が高い印象です。
オススメのパーソナライズ精度も堅苦しく、そのユーザーが気に入りそうな動画しかオススメされません。
要は、ユーザーにできるだけInstagramを長時間使ってもらうためには、新しく出てきたユーザーの動画よりも、もうすでに力をもっているユーザーの動画をオススメした方がいいだろうという判断が、より強くなるんじゃないかという懸念です。
ちなみにこの傾向は、すでに最近強くなりつつある気がします。
まあでもそうはならんでしょ
というのも、以前アメリカで行われていたリールのアフィリエイトプログラムやボーナスプログラムと同じように、今回のギフト機能もそこまで定着しないだろうな、とも思うからです。
特に日本のリール市場って、映える写真や動画をテンプレに合わせて編集した消耗品か情報コンテンツばかりで、「ギフト贈ろう!」っていう気にさせる投稿、なくないですか?
少なくとも僕はならないです。
このコンテンツの動機づけの弱さと、あとは有益性です。
今回僕も最新情報だからレビューしとこって感じで取り上げて、他のインスタ情報発信者も取り上げると思いますが、これ知ったところで、みたいな感じになりませんか?
僕はなります。
今後の展開
そういえば同じリリース記事に、リールのボーナスプログラムは年末までの期間限定テストみたいなことが書かれてたんですけど、
え?
期間限定なの?
詳しい方教えてください。
ちなみにサブスクは順調で、これがクリエイターの主なインスタ内でできるマネタイズになりそうな感じですね。
あとはフィード投稿でもボーナスプログラムが日本に導入される予定のようです。
ただ、正直リールもなんですが、広告収入得られるようになったからって投稿の動機付けになるのか疑問です。
以前のYoutube同様、すでに力を持っている芸能人たちが一足遅く嗅ぎつけて投稿に力を入れ始めて市場の一部を占拠する、という影響くらいなんじゃないかなと思います。
資本を持つものが倍々ゲームで力をつけていく、資本主義ってやつですね。
みなさんは今後、インスタなりショート動画市場なり、どうなっていくと思いますか?
ぜひ補足と合わせてコメントで教えてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!