Jakarta EE 10 の学習 - NetBeans IDE でプロジェクト管理 -

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IDE でプロジェクト管理

これまでの記事ではウェブアプリのディレクトリやファイルを手動で作成してきたが、ここでは Apache NetBeans IDE 19 を使ってプロジェクトの作成、ビルド、実行などの操作を行う方法を扱う。
具体的にはウェブアプリプロジェクトのプロトタイプとして maven-archetype-webapp を使用する。
File メニュー > New Project から進み、カテゴリ: "Java with Maven" の "Project from Archetype" を選択。
new_project1.png

maven-archetype-webapp を探す。バージョンは 1.4 を使う。
new_project2.png
プロジェクト名などの情報を適宜入力して Finish ボタンでプロジェクト生成を完了する。ここではプロジェクト名を webapp としている。
webapp.png
ソースファイルとしては index.jsp と web.xml ファイルが含まれている。ディレクトリ構造は標準的な maven プロジェクトの構成となっている。

WAR アーカイブファイルの生成

Run メニュー > Build Project をクリックするか、または画面左のツリー表示でプロジェクト名を右クリック > Build でプロジェクトをビルドできる。(または金づちのアイコンをクリックでも良い)
ビルドすると target ディレクトリがつくられ、その中に webapp ディレクトリと webapp.war ファイルが含まれている。
target.png

アプリケーションサーバーの起動

画面左の Services タブの Servers ツリーをクリックで展開し、GlassFish サーバーを右クリック > Start で起動できる。

アプリのデプロイと起動

ブラウザで localhost:4848 にアクセス、管理画面でこのアプリをデプロイする。デプロイには WAR ファイルを選択してもいいし、webapp ディレクトリを使うこともできる。

localhost:8080/webapp/  にアクセスすると Hello World! ページが表示された。
web-app.png

アプリケーションディレクトリ

生成された webapp ディレクトリの構成を確認しておく。
META-INF と WEB-INF/classes ディレクトリの中身は空で、含まれるファイルは index.jsp と web.xml のみとなっている。
webapp-dir.png

後は必要なファイルの追加や編集を行えば良い。これで手動でディレクトリやファイルを作成する手間が省ける。
maven プロジェクトとして、必要なライブラリの追加等もIDE からの操作で実行できる。

コメント: 記事内の情報は著者が個人的に調べた範囲で理解しているものです。必要に応じて訂正する場合があります。

著者・投稿者: ENARTS05
編集履歴:
2023/10/6 作成
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