郵便番号CSVファイルを使って郵便番号→地図のウェブアプリを作る

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IT・テクノロジー

はじめに

弊社で自社開発したウェブ上の検索技術であるDataMarina(データマリーナ)+ToolBoxを使ったウェブアプリの開発方法を具体例を使って簡単に紹介します。

題材は日本郵便が公開している郵便番号CSVファイル。これを使って、郵便番号・または住所から地図表示(グーグルマップ)のウェブアプリを作ってみます。

検索方法の決定

検索方法としては次の2通りを予定します。
①郵便番号→地図
②都道府県名→市町村→その下の町など、を絞り込んで→地図

実際の作業

(1)日本郵便からCSVファイルをダウンロード
「郵便番号データダウンロード」で検索すれば出てきます。

(2)CSVファイルの調整
今回は、郵便番号と住所だけを使うので、読みなどのフィールドは削除して、文字コードをUTF-8に変換します。
レコード数(行数)は12万4433あります。

(3)検索方法に基づいて検索データを作成
専用のツールを使って検索データを作成します。

(4)検索用ホームページの作成
簡単のために、すでにあるサンプルからページを拝借して文字を変更して再利用します。

(5)ToolBox用の設定プログラム、ユーザープログラムの作成
これももまた、すでにあるサンプルから拝借して文字・設定項目を変更して再利用します。
ただ、地図の表示に関しては新規に機能を追加します。

(6)アップロード
以上ででき上がりです。
ファイル一式をサーバーにアップロードしてアクセスします。
機能の確認、必要であれば表示・スタイル等の修正を行って完了です。

これで、約1時間でできました。

もちろん、実際に使う場合にはページの新規作成、表示の調整などが必要になりますが、基本的にはこの流れで終わりになります。

実際に作成したサンプルは、quiltstyle.netのサンプルページにおいてありますのでご覧ください。

まとめ

・ファイルをアップロードするだけで、DBシステムが無くても検索システムができます。
・簡単に開発ができます。
・12万レコード以上の大規模データでも問題なく対処できます。



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