記憶

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2、3歳のころ
夜泣きは、日常茶飯事
家族は、私が泣いてもあやすことはない。
うるさいと、言われた記憶もない。
泣き疲れるまで泣く。
暗闇の中、天井を見上げ泣く、
星を見上げ泣く。
何故
此処にいるのか?
この場所を選んだのか?
選んだことへの恐怖と不安で、泣き叫ぶ。
肉体の窮屈さを感じ、身体をつねったり、引っ張ったり
この肉体からどうしたら出ることができるのか。。。
この世に生まれると選んだこと、現実の狭間。
不安で泣いていたんだと、今なら判る。
目には見えない、誰かが必ず側にいてくれる。
綺麗な優しい女性。
いつも綺麗な優しい女性が慰めあやしてくれた。
そして誘導されるがまま、安心して布団に入って寝る。
不思議な記憶…。
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