「絆の証―自動車整備工が見た、命と優しさの絶妙な融合 パート10」

記事
デザイン・イラスト
休憩室で昼飯を食べ終わって義男は横になってた。
いつものように自分配信のYouTubeを見ていた。ナミちゃんの人気は凄くて毎日登録者が大きく数字を伸ばしていた。
ナミちゃんの可愛い日常をそれとなく撮影しているだけの動画だ。
それに連れて収益の受け取り金額も7ケタを記録していた。
動物病院の489,000円の請求金額を見た時は、俺は破産だと思って居たのに今は、カローラのローン残金も一括払で完済してしまった。
俺にとってナミちゃんは福の神だなぁ。としみじみ感じていた。

その時社長が休憩室に入ってきた。
社長:義男、ガソリンの漏れの修理は旨く行っているか。
義男:もう終わりました。
社長:車はガソリンに引火したら人間が火だるまになって死ぬから怖いぞ。
その時、社長のスマホに着信があった。
何だか工務店と話しているようだ。
電話を切った社長は結構な出費だなと呟いた。
この前の強風で工場の入り口の看板と下地が飛んでしまった。其れの修復だ。
看板が無残に飛ばされてドブ川に落ちたもう使えない。
義男:看板は同じような物を揚げるのですか。
社長:新しく作るが同じような物を揚げる予定だ。
義男:横に長い板に”光モータース”と書いて有るだけより何かデザイン的な素敵な看板を作ったらどうですか。
社長:それも悪くないな。しかしデザイン会社なんぞ知らないぞ。
義男:今は何でもネットの時代です。ネット上で素晴らしいデザインをやって呉れる所は沢山ありますよ。デザインだけではなく、人生相談や悩み相談などの解決に向けた優れたアドバイスをして呉れるサイトが沢山あります。
社長:後で見るからサイトを教えろ。
義男:ココナラと言うサイトを覗けば色んなサービスを見る事ができますよ。
社長は頷きながら休憩室を出て行った。

ナミちゃんって何か不思議な感じを義男は感じていた。
友達に昔3万円貸していた何度か請求したが一向に返して来なかった。
もう諦めていたが、他に愚痴を聞いてくれる相手も居ないのでナミちゃんに話していた。
ナミちゃんは目の前に居るのに向こうに走っていく姿が霧のように見えた。
それから数日後の長年音信不通だった友達が3万円を返しに来た。
義男は吃驚した。どうしたの急にお金を返しに来るなんてと友達に訊いた。
友達:お前にお金を借りて居た事を思い出して、どうしても返したくなったんだ。
友達はそう言って帰って行った。
義男は漫画古本をずっと探していた。古本屋に行ってもネット上で探してもどうしても手に入れる事はできなかったが、ある日ナミちゃんにその事を言うと4日後にネット上に売りが出ていたから急いで買ったのだった。

落ちると分っている資格試験を受けるのは楽しくないとナミちゃんに言ったらにっこりとほほ笑んでいるように見えた。
義男はナミちゃんには何か得体が知れない神通力を持っているのじゃないかと思うようになった。
だとしたら、あの美容室のグラマー美容師、かずちゃんを彼女にしたい希望をそっとナミちゃんに言ってみよう思った。
義男はその事をナミちゃんに言ってみた。
ナミちゃんは目の前に居るのに分身なのか霧のようになって向こうの方へ走って行った。

義男とナミちゃんより一言
最後まで読んでくれて有難う
パート1から読んでね(^^♪

-ナミちゃんから追伸-
動物病院に入院している時に毎晩、義男君は星に祈りをささげていました。
ナミちゃん早く元気になってね。
だからナミちゃんは義男君の事が大好きです。
もう一人大好きな人が居ますが誰でしょう(^^♪

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す