水瓶座新月のテーマを探る
記事占い
水瓶座の新月
2月10日7:59頃、水瓶座で新月を迎えます。
（直近のボイドタイムは、7:59～22:43頃まで）
チャート作成地： 大阪
※新月直後すぐに、約15時間近くに及ぶボイドタイムに入ります。
「新月のお願い」などされている方は、
ボイドタイムを避けて行ってください。
★占星術的説明
※チャートの専門的な説明ですから、興味のない方はスルーで。
水瓶座の新月は、12ハウスで起こります。
水瓶座は空気（風）の質の不動宮。
古典占星術と現代占星術では、
解釈の分かれるサインの一つです。
「水瓶座の時代」と言われ、
「多様性」がテーマになることも多いように、
それぞれの個性を認め、
ルールや組織ではなく、
理想や理念などの共通項で人と繋がり、
新しい秩序を求めて行くサイン（星座）です。
12ハウスは、
日が昇ってすぐあたり、寝ぼけ眼の時間帯。
秘密や、目に見えないものの領域です。
隔離や隔絶、隠されたもの、
恐れや恐怖なども含みます。
現代占星術では、スピリチュアルなものも、
12ハウスに割り当てています。
主要なアスペクトは、
天王星/牡牛座とのスクエア。
天王星は、現代占星術において、水瓶座の支配星になっています。
そして、MCとはセクスタイルになります。
内的な活動だけれど、
今後へつながるものになりそうな暗示です。
アングルはすべて柔軟宮で、
チャートルーラーは木星になります。
★水瓶座新月のテーマは？
今度の新月では、
改めて「多様性」について、
考えさせられるかもしれません。
2ハウスからアスペクトする天王星/牡牛座が、
現実的な出来事を通して、
もしくは、霊的な気づきレベルかもしれませんが、
これまでの経験値や価値観の塗り替えを求めてきそう。
それを眼前にしながら、
水瓶座のテーマに取り組みます。
これまで漠然と持っていた
「多様性、多様化」のイメージに対して、
そこには、もっと様々な、
想定外の要素が入るのではないか、
ということに気づかされます。
そもそも「個性」とは、
どこからどこまでをそれと呼ぶのか。
今回の新月では、
上っ面の、口当たりのよい「多様性」ではなく、
避けられていたもの、隠していた部分にもスポットを当てる、
それは、これまで個性として認める事の出来なかった、
例えば、コンプレックスになっているようなものについても、
考えることが大切になりそう。
価値観の転換。
これまで「個性」として捉えていなかったものも、
もしかしたら、
単なる人との差異でしかなく、
「個性」と呼べるものではないか？
晒すこと、認めることの不安や恐怖。
他者の個性に対してもそうですし、
自分自身に対しても、
どこか隠していた、人に見せたくない、
ネガティブなものとしての認識だったものが、
視野を広げた時、単なる「個性」へと変換する。
自分のことは、少なくとも自分自身だけは認めて行く。
例えそれが、自分の心の内だけであっても。
現代占星術では、水瓶座に対して、
「博愛主義」のキーワードも当てはめられます。
光の当たっていなかったところも、等しく扱う。
新しい価値観は、新しい人との繋がりを運んでくれるかも。
内省レベルで進行しそうなテーマですが、
ここでの思索は、今後に繋がりそう。
ということで、今回の新月のテーマは、
「視野を広げたその先に、隠されていた価値が見えてくる」
としてみます。
