対立の時代から統合に向かう時代へ

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西洋占星術のなかには、2000年単位で星座が交替するというものがあります。
2000年までは「魚座」の時代だったといわれています。

あくまでも私個人の解釈ですが、魚座の時代は感傷と情愛、そして対立の時代だったと思います。そして、光と闇の対立の時代であったとも思います。光が強くなれば闇も強くなる。そのバランスしだいで社会情勢や人の人生も変化をみせる時代であったといえるでしょう。

魚座のシンボルの絵は二匹の魚が描かれています。
魚座は古代シュメール時代に誕生したといわれている古い星座のひとつです。
魚座のモデルは美の女神でありますアプロディテとその子であるエロスの変身した姿だともいわれています。

神話では、アフロディテとその息子でありますエロスが川辺を散歩していると、突然、怪物とされているティフォンが現れます。アフロディテとエロスは急いで魚に姿を変え、川に飛び込んで助かったとされています。

その姿の絵をみての浮かんだビジョンが感傷と情愛、そして対立です。
イエスキリストは魚がシンボルマークで、魚座の時代はイエスキリストの時代であるともいえましょう。

魚座の時代は、宗教の対立。民主主義と共産主義の対立。スポーツや経済の対立。さまざまな対立が続く時代だったと思います。必要以上にコミュニケーションが求められた時代で、母と子との絆が強い時代だったといえるでしょう。そしてさまざまな競い合いにより、社会は大きく変化し、文明も高いものとなり、さまざまな発展がありました。

そして、今、水瓶座の時代となり、競い合うこと、対立から統合に向かう時代、社会になると思います。スポーツや競い合うゲームは衰退し、そうでないテーマのものがメインとなっていくでしょう。経済も競い合うよりも統合に向かうでしょう。貧富の差も縮まっていき、中間階級がふえていくでしょう。

ただし、水瓶座は風の時代ではありますが、水の時代をある程度、引き継いでいくでしょう。なぜなら、水瓶座を現す絵は、タロットの節制のように、水の循環、調節を意味しているように感じられるからです。
水瓶座の原名、アクアリウスが「水をもつ男」であり、「水を運ぶ男」です。

さまざまなものとある程度、一定の距離をおき、客観的に俯瞰的に物事をみて、未来志向の社会となっていくでしょう。

水瓶座の時代は知性と博愛、そして統合のための調整の時代だと思います。ただし、統合は平和や愛情だとはいえません。ひとつのものにまとめようとする力が強まるということでもあります。ソビエト、ロシアの星座が水瓶座です。水瓶座の時代は、まず個を尊重する傾向が強まるでしょう。魚座のコミュニケーション、ふれあいに慣れた新しくない世代の人たちにとって、水瓶座の社会はドライで寂しいものに感じられるかもしれません。すでにスーパーでは自動レジが増え、仕事もテレワークに。スマホなどの間接的な関係を受け入れようと思える新たな世代がメインです。

他人と比較するのではなく、あくまでも自分らしく、我が国らしく、我が道をいくイメージです。競い合うことだけが進化と深化、発展、成長になる道ではないはずです。NHKさんのつくる番組は、民間同士のような競い合いはないはずですが、たいへん良質な番組を制作しています。

対立の激化は結果的に戦争となることもあるでしょう。
戦争とは実際の戦争だけでなく、経済戦争もまた戦争です。生き残りをかけた、ある意味修羅場の世界です。ただし、ほんとうの平和と愛に満ちた世界へは、天秤座の時代を待たねばならないでしょう。
短期間的には、今年、水瓶座に木星と土星がある2021年は統合と平和への足がかりがつかめそうな年です。あくまでもチャンスの年です。ただし、制限と忍耐あっての統合と平和の年です。

チームとして、大義に生きることが善なのでしょうか。組織よりも個を尊重することが悪なのでしょうか。水瓶座の世界は個を大切にすることでチームとしてまとまっていくための努力が行われる社会です。

都市伝説では、未来において人類は機械と合体していく、意識を機械的なものに入れていくことで不老不死を実現させるといわれていますが、個人的にはそこまでして生きていたいとは思えません。インプラントもまた、悪心を抱く者の策略で、ロボットのように操られていく可能性もあり、恐ろしい技術だと思います。それらも水瓶座時代の可能性のひとつかもしれません。

私の最終的な未来のビジョンは、半霊半物質の存在に進化していくだろうというものです。おそらく、それが実現する時代とは、「乙女座」の時代だろうと思います。それもまた不老不死な存在で、おそらく「エデンの園」の時代では、アダムとイブは、半霊半物質の存在だったのではないかと思います。進化なくして平和と真の幸せはないと思います。

そして、究極的には、無に戻り、そして新たな命が生まれ、そのくりかえしが世界の在り方なのでしょう。

答えを探しているとよくいわれていますが、真実、答えは時代によってうつりかわります。普遍的な真実や答え、善悪はないものだと思います。この厳しい世界において、肉食獣たちが草食獣を食することは「悪」ではありません。ですが、草食獣にとつて、肉食獣たちは敵でしかないことでしょう。現在の地球の法則のひとつが「弱肉強食」です。

答えはひとりひとりが創っていくものだというのが私の持論です。答えを本や宗教、スピリチュアルに求め、学ぶことは大切なことだと思いますが、最終的にはひとりひとりが答えを創り出していくことが、鉱物たちも含めたすべての存在の使命だと信じています。



                               (了)





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