飲食店のメニュー表には、円で表記されているものと¥で表記されているものがあります。どちらが良いのでしょうか?
メニュー表の打ち合わせをするときに聞かれる質問です。
こんにちは、マスターサンキュウデザインオフィスです。今回は円と¥の使い分け方について解説させて頂きます。
結論から申し上げますと、洋風(洋風寄り)なら¥です。和風(和風寄り)なら円です。(中華寄りも円です)大方この分けかたで正解です。
円と¥の利点について
円で表記されているメニュー表の利点は、数字が分かりやすく、値段を一目で把握することができます。また、割引額の表記は円が分かりやすいです。
和風の雰囲気を出すために選択されることが多いです。和食や寿司などの日本料理の飲食店では、円で表記されたメニュー表が採用されていることが多いです。
¥で表記されているメニュー表の利点は何でしょうか。
¥で表記されている場合は、海外からの観光客や留学生にとっては分かりやすい表記方法と言えます。
¥表記ですとクールにカッコよく演出することが可能です。
個性やコンセプトを引き立てるために使用されることが多いです。クール、若者向け、洋風などの飲食店で使用されています。
個人的には円で表記されている方が好ましいと感じます。円で表記されている場合は、数字が分かりやすく、値段(割引額も)を一目で把握することができるからです。(¥表記が特に分かりにくいという訳では無いのですが)
結局のところ、¥で表記されているメニュー表と円で表記されているメニュー表、どちらが良いかは飲食店の方針やコンセプトによって異なると言えます。
クールな感じがする¥で表記されているメニュー表や和風的な感じがする円で表記されているメニュー表、それぞれの特徴を生かして、個性的で魅力的な飲食店を作り上げることが大切です。
ちなみにですが、ネットで料金を表記する際は、円を使うことが多いです。
¥が中国人民元の通貨記号にも使われているため混乱を招く可能性があるためです。また、¥は半角文字であるためパソコンの機種や入力の設定によっては\(バックスラッシュ)になってしまうことがあるからです。価格の誤認や文字化けを引き起こす原因になるためです。
この記事が少しでも役に立ち、あなたのお店のメニュー表作りに関するアイデアやインスピレーションを与えられれば幸いです。
メニュー表のデザインも行なっておりますのでお気軽にご相談ください。