●強迫性障害/強迫症(OCD)とは
不安や心配事が頭に浮かんで離れず(強迫観念)、その不安を振り払おうと、何度も同じ行動をくり返すために(強迫行為)、日常生活に影響がある状態をいいます。
代表的な症状に、以下のものがあります。
①不潔恐怖・洗浄強迫
例:病気になるのではないかと心配で(強迫観念)、何度も手を洗って(強迫行為)も安心できず、ほとんどの時間を手洗いに費やすために、生活がままならない。
②確認強迫
例:泥棒が入るのではないかと心配で(強迫観念)、鍵を開け閉めして確かめて(強迫行為)も安心できず、何度も家に戻るようになって、とうとう外に出られなくなった。
③加害恐怖
例:運転しているときに振動や音を感じると、人や動物をひいてしまったのではないかと心配になって(強迫観念)、戻って現場を確認し(強迫行為)ないと気がすまなくなり、苦痛で車に乗れなくなった。
④不完全恐怖・完全強迫
例:文章を読んでいると、きちんと理解できていないような気がして(強迫観念)、何度もやり直すようになり(強迫行為)、読書や勉強に時間がかかるようになった。
⑤縁起強迫
『悪』『死』という文字を見ると、頭の中で良いイメージの字に置き換えなければ(強迫行為)、何か恐ろしいことが起こる気がして(強迫観念)、新聞や本が読めなくなった。
★お困りごとがサービスの対象かわからない場合、まずご相談ください。詳しくは当ページ下[よくある質問]をご覧ください。
●ご提供できるサービス
まず、お困りごとついてヒアリングを行います。
その後、こちらからその症状のメカニズムについて、心理学的な観点からご説明し、
それに基づいて、ご自身で取り組んでいただける治療法をお伝えします。
本サービスでお伝えする方法は、実際に医療機関で治療法として実践されているもので、多くの患者さんが症状から回復しています。
理論的には、強迫性障害に有効とされる、行動療法(BT)という科学的根拠に基づいたアプローチをベースとしながらも、気軽に取り組みやすいものになっています。
●本サービスの対象
ご家族や身近な方が症状でお困りの場合にも、本サービスをご利用いただけます。その場合、わかる範囲でご本人の不安の内容や症状について教えてください。
サービスをご購入後、トークルームが立ち上がりましたら、以下の情報をお送りください。
①ニックネーム(こちらがお呼びする名前)
②症状をお持ちの方の、性別、年齢、学生の場合は学年(例:20歳、大学2年生)
③ご利用者様と症状をお持ちの方のご関係(例:症状を持っているのは自分自身 / 症状を持っているのは子どもで、自分はその母親)
④お困りごと(不安や症状)の内容
お送りいただいた情報をもとにやり取りを行い、治療に必要な情報をヒアリングさせていただきます。