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訳あり物件3

日々は大きなトラブルもなく過ぎて行きました。  一度だけ娘がお風呂場(遺体発見現場)で「知らないおばちゃんがいる」と行ったのと、私が奥さんがまだ日常生活をしているようすを視ただけでした。気になるほどのこともなく、2年か3年か過ぎました。  だんだんと目の前の道路に大型トラックが走ると部屋が揺れるようになりました。廊下や階段を見ると床の高さに塗装部分だけのようでしたがヒビが入ってしまいました。道路に面した和室を寝室にしていたので熟睡できなくなり、自宅での生活が脅かされ始めました。そのうち、雨漏り、寝室のエアコンの設置ミスによる漏れ、キッチンの天井と壁に隙間ができるなど、住むことが難しくなってしまったのです。真下の友人宅も雨漏りのような水漏れが起きました。  そのことがなければ日当たりも風通しも良く、広さもあり駅近、学校や学童も近所で離れたくない環境でしたが、諦める他ありませんでした。  後から知ったのですが、もともとは二階建てで設計されていたものが、三階建てて建築してしまったそうなのです。だから友人宅にはあった柱のでっぱりが我が家にはありませんでした。  我が家は物理的瑕疵、心理的瑕疵のW瑕疵物件になっていました。いえいえ違法建築でしょうからトリブル瑕疵物件だったのです。  心理的瑕疵はともかく、物理的瑕疵と法律的瑕疵は個人ではどうしようもありませんでした。それからは転居する際は、物理的瑕疵も気をつけるようにしています。今の我が家は築の古い小さな戸建てですが、工夫して快適に暮らしています。  瑕疵物件は避けたほうがいいわ、という経験でした。
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