バレては いない。

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コラム
2024年 5月2日 木曜日

先日
桂由美さんの訃報が流れました。
ウエディングドレスの巨匠ですか?
私自身も昔(若かった頃)
冠婚葬祭業に身を置き
隠れて
ウエディングドレスを着たものです。

まだ結婚する前の事。
それまでは
製造関係の職種で働いていて
何を思ったか?
営業業務に走ってしまったんですよね。
大手結婚式場の代理店で
その式場を舞台として
華やかな挙式を挙げて下さるような
素敵な方々を青田買い・・。

代理店には
店長と
営業さんが居て
当然に店長が仕切る訳ですけれど
店長で 女性は皆無な世界。
営業さんに 男性は皆無な世界。
営業さんの多くは
子育てを完全に終えた方々。
年金暮らしの女性が占めていたかな?
だから、
派閥争いが絶えませんでした。

いえ、
表だった争いは無いんですよ。
営業さんらは競争で
小企業(町工場・商店街等)
戸建て
集合住宅等に
飛び込み営業を掛けて
日々の営業達成数を競っています。

私は
各代理店所有のマイクロバスで
営業さん達を
どこぞに連れて行って
営業をしてもらいます。

私自身も営業をした方が良く
でも
出来ないまんま
肩身の狭い思いをしていましたわ。


営業さんの獲得したお客様の
挙式への段取りから
挙式当日まで
担当の営業さんとは対で
対応に当たります。

前撮りの記念写真撮影にも
ご一緒する機会はあって
私は
よだれを垂らしながら
ウエディングドレス姿を見ていました。


私の在籍した代理店は
店長が売り上げ達成の鬼だった処で
他の代理店よりも充実していて
何店かのウエディングドレスが
店内に飾られていました。

勤務時間は
朝10時頃から無制限で
徹夜こそ無かったけれど
営業さんを(帰宅)送り届けて
業務の終了するのが
深夜0時を廻る事は当然で
私は
代理店のマイクロバスで
自宅から(自宅まで)通っていました。

ちょい早く終わった時に
代理店のシャッターを
「閉店ガラガラ!」っと下して
一度は帰宅するんですけれど
カメラ(当時はフイルム一択)を持って
代理店に戻って
中に入って(勝手知ったる)
ウエディングドレスを着用して
写真を撮ったりしていましたわ。

三脚に立てて
シャッターコードが付いていて
手元でボタンを押すと
コード先のシャッターが反応して
撮影が出来た感じです。
(タイマーではなくて)

あの写真は もう無いわ。
何処に行ったのか?
そのウエディングドレスも
確か 桂由美作のドレスでした。
私も お世話に なっていました。
ありがとう ございました。
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