今回は前回に続き、Amazon物販ビジネスで結果が出ない人に共通するポイントその2についてお話しします。
前回はポイント①他人からの情報を知っただけで、自分もできると過信してしまうについてお伝えしました。
結果を出せない人の多くが浅く広い知識を知っただけで「自分には能力がある」「本気を出せばいつでも成功できる」と勘違いして結局何も成長しないというお話でした。
今回お伝えするポイントその2は、このような人が努力せずに結果を出そうと急ぐあまりに外注化を急ぎ過ぎて失敗するというお話です。
物販を始めたばかりの頃は当然色々な知識を吸収しようとしますが、それ自体はとても健全だと思います。
しかしAmazon物販なら最初から楽して稼げるという誤った情報を鵜呑みにしたまま外注化を急いでしまうと、無駄な支出が増えるだけで売上は上がりません。
その理由の一つ目が「自分ができないことや知らないことを他人に任せても、その成果の良し悪しが判断出来ない」からです。
そもそも多くの人が「他人に任せることと、ただ丸投げするだけというのは全く違う」ということを理解していません。ただの丸投げを外注化と考えるのは大きな間違いです。
この勘違いをしている人は本当に多い。おそらくビジネス系の本などで「自分にできないことは他人に任せるべき」という情報を目にしたことが大きな要因だと思いますが、この言葉を間違えて解釈しているのではないかと思います。
当然私も自分にできないことは社内のスタッフや外注に任せています。それぞれのスキルを掛け合わせる事で大きな結果に繋がることは身に沁みて理解しています。
しかしここで重要なのは、他人に任せる仕事についてはできる限り自分も理解するという点です。
例えば商品画像の作成の依頼をする場合、まずはLPを制作している方のホームページや作業動画を調べてチェックします。
その中で、
・一枚のLPの作成にかかる時間はどの程度が適正なのか。
・どのような工程で作業しているのか。
・優れたクリエイターは他と何が違うのか。
こういった点をいくつか確認します。
今ではもう実際に自分で作成してみることはありません(昔はしていました)が、依頼する前に最低限自分が理解しておくべきポイントについてはしっかり調べ上げた上で仕事を依頼しています。
これをするかしないかで結果に雲泥の差が生まれます。
たまにテレビなどで、「自宅の修理に訪れた業者に騙させて多額の費用を請求された」というニュースを目にしますが、騙された理由がまさに請求された料金が適正なのか自分では判断出来なかったからです。
もちろんこれに関しては騙した相手が悪い。そこは否定しません。ただ、あえて厳しいことを言うと、支払う前に他の業者に聞いたりネットで調べる事は出来たと思います。
このケースに限らず最近の詐欺事件の多くが、自分でちょっと調べれば未然に防げた可能性が高いと思っています。
話を戻しますが、このように最低限理解しておくべきポイントを理解しないまま外注化してしまうと、相手のスキルに依存するだけになってしまいます。
・外注さんが作ってくれた画像だからきっとクオリティが高いのだろう。
・一枚で数万円と言われたけど、きっとその値段が適正なんだろう。
・完成まで1ヵ月と言われたけど、きっとそれぐらいかかるものなんだろう。
だろうだろうの連続です。
これでは誰のビジネスなのか分かりませんね。
ビジネスには全てお客様が存在します。あなたの商品ページを見るのはお客様であり、あなたの商品を購入してくれるのもお客様です。
当然お客様はあなたの商品だけを見ているわけではありません。その他多くの商品の中からあなたの商品が選ばれるかどうか。そこが重要なのです。
確かに商品を自分で検品したり梱包したりするのは面倒でしょう。画像の作成は自分では難しく、商品のリサーチすら他人に任せたいと思ってしまう人が多いのは多少は理解出来ます。
ただ、あなたがお客様側に立った場合、このような相手から商品を買いたいと思うのかどうか一度しっかりと考えてみてください。
あなたが購入した商品と違うものが届いた時、相手が「納品は他人に任せていたので....」と言ったとして、あなたは納得できますか?当然できませんよね?相手の立場に立って考えることは本当に大切です。自分なら許せないことを相手には平気でする。そんな人のビジネスが上手くいく筈もありませんよね。
これはお客様だけでなく、依頼する外注さんに対しても起こります。あなたが被害を被る場合もあれば、何も知らないあなたが無理な依頼や要求をすることで外注を苦しめてしまうこともあるのです。
あなたの無責任さで被害者になることもあれば加害者になることもある。これは本当に忘れないで欲しいですね。
ビジネスを続ける中で他人の力を借りる時は必ず来ます。他人の力を借りることで自分の目標に近づく可能性は高くなります。
しかし、決してタイミングややり方を間違えないこと。
・この作業は本当に最初から他人任せにしてもいいのだろうか?
・無理な要求をして相手を苦しめていないだろうか?
・このやり方は自分自身のスキルアップにもつながるだろうか?
こういったことを考えた上で仕組み化することが、ビジネスで良い結果を残すために必要だと思います。
という訳で、今回の内容が物販で結果が出ないという人のお役に立てましたら幸いです。
最後に、物販ビジネスで売り上げを上げるための方法って実は意外とシンプルなんです。
勿論、マーケティングや市場の動向や需要のリサーチなどの総合的なスキルは必要ですが、そのひとつひとつで行う事は凄くシンプルです。
ビジネス系の本で難しそうな用語を並び立てて説明されてしまうと難しく感じてしまうのは仕方ないですが、一部の人しか知らない裏技的なテクニックはおそらく存在しません。
結局大切なのは、そのシンプルなことをどれだけ徹底的に考えて実行するかに尽きると思います。
この辺りに関してもまた機会があればお伝えしたいと思います。
それでは前回に引き続き最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様のビジネスの益々のご発展を願っております。
▶︎Amazonの売上が上がらずお困りの方は是非こちらからご相談ください。