今日も噛み芝居 フリーランスについて考える

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街頭紙芝居師を生業としている人は多い。昨今のコロナ禍で、なかなか街頭には立てず、しかし、紙芝居師魂から、みんな創意工夫して、リモート紙芝居やYouTubeでの動画配信などで生業を継続させているが、やはり厳しい。

そこで文化庁のフリーランス向けの支援を受けようと早速相談してみた。ついでにご同業の大道芸についての適用も問い合わせてみた。

基本的には個人、フリーランスとしての応募は可能だった。しかし、文化庁の
募集案内には、補助対象と想定される分野の範囲が示され、そこには大道芸、紙芝居は含まれていなかったが、分野の名称が明示的に示されていない場合でも、補助の対象の条件に適合する場合は対象となり得る。例えば、サーカス、大道芸、DJなど従来の文化庁事業で必ずしも明示していなかった分野についても、他の分野と同様の審査を踏まえ対象となり得る。

しかし、その審査の上で、文化庁が直接審査するわけではなく、事前確認団体で個人の活動が確認出来ればいいが、紙芝居については確認団体がなく、(一社) 全国専門人形劇団協議会、あるいは 日本児童・青少年演劇劇団 (協組)などで、過去のイベント出演が確認されれば簡単だが、後は個人営業用のホームページなど。あるいは東京都のヘブンアートなど、パフォーマンスを支援している事業にエントリーしている個人は確認が簡単だと言われた。 ナレーターなどの場合には、日本演出者協会もあるが、メディアの仕事は対象にならない場合もある。

当初は、コロナ禍により仕事がキャンセルになったが、10月くらいまでには再開されそうなイベントなどに支援し、活動継続を促す目的だが、再開の見通しが無くても、継続してお稽古したり、営業用の動画配信などをする予定であれば文化庁としても、活動継続のために支援するつもりだという。

しかし、神芝居でもボランティア活動が中心の場合にはフリーランスとしての認定は厳しいが、オリジナルの創作紙芝居を作り、発表している方にはコンテンツ制作の支援もあるとのことだった。

日本の伝統話芸としての紙芝居や大道芸、凧絵や口絵・挿絵など日本美術としての紙芝居、そんな歴史の解説などにも触れ、保存的な公演活動が続けられていたらいい。落語の古典と新作のように、街頭紙芝居が継続するといいとも助言された。

街頭紙芝居として芸術文化の継続支援を受けようと、軽い気持ちでいたが、まだまだ街頭紙芝居の芸能としての確立は厳しいが、提案内容についてはよく相談に乗ってくれるようだ。
小沢昭一さんがご存命だったら、たくさんのご助言をいただけただろう。私は、絵が描けず、シナリオとおしゃべりだけの紙芝居師で、絵は、ココナラに登録している方たちにお願いしている。これからもまた、力を貸していただきたい。

今は、ウィズ・コロナ・キャンペーン紙芝居と銘打って、保育園などで、「手を洗おう」の紙芝居をやっている。さて、その成果は、♪明日の心だぁ~。
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