天体の動きが私たちの日々の生活、特に心の動きに深く影響を及ぼすという考えは、古代から多くの文化で共有されてきました。中でも、月はその変わりゆく姿で人々の感情や行動に影響を与える、神秘的な力を持つとされています。今回は、月が夜空の各星座を通過する際に見せる「月の星座の舞」と、それがもたらす感情の潮流について探ります。
1.月と星座の関係性
1-①☾新月と星座☆
新月は、新しい始まりや意図を設定するのに最適な時期とされています。この時、月がある星座によって、私たちの意図や目標が色付けられます。例えば、牡羊座の新月は、勇気と行動を促す一方で、魚座の新月は、直感と感情に焦点を当てることを示唆しています。
1-②〇満月と星座☆
満月は、成果の実現や内面的な感情の高まりを象徴します。満月の時にある星座は、この期間に私たちが直面する感情や状況の性質を反映します。例えば、蠍座の満月は、情熱的で深い感情の解放を促し、双子座の満月は、コミュニケーションや情報交換の重要性を強調します。
2.エレメント別の星座ごとの月の影響
2-①土星座(牡牛座、乙女座、山羊座)
土のエレメントを持つ月の星座では、安定性、実用性、そして忍耐力を高めます。これらの星座の月は、物質的な目標達成や実務的な問題解決に適した時期をもたらします。
2-②風星座(双子座、天秤座、水瓶座)
風のエレメントを持つ月の星座では、新しいアイデア、社交性、そして柔軟な思考を促します。この時期は、コミュニケーションや学習に最適です。
2-③水星座(蟹座、蠍座、魚座)
水のエレメントを持つ月の星座では、感情の深さ、直感、そして共感力を強化します。内省やクリエイティブな表現に適した時期となります。
2-④火星座(牡羊座、獅子座、射手座)
火のエレメントを持つ月の星座では、情熱、自信、そして行動への推進力が強まります。冒険や新しいプロジェクトの開始に適した時期です。
3.月の影響を受けやすい人
月の影響を受けやすいかどうかは、個人の占星術チャートを読み取り、その人の感受性がどのくらい大きいかで違いが出てきます。特に、月が強く影響を与えると考えられる人々には以下のような特徴があります。
3-①月星座が感受性の高い星座にある人
月星座が蟹座、魚座、蠍座のような水のエレメントの星座にある人は、感情面での感受性が高く、月のサイクルによって、その感情がより揺さぶられやすいとされます。これらの星座は感情の深さと直感を象徴し、月の影響を直接的に受けやすいと言われています。
3-②月がチャートの支配的な位置にある人
占星術チャートにおいて、月がアセンダント(上昇星座)、MC(天頂点)、太陽と密接に関連する位置にある場合、その人は月のエネルギーを強く感じやすいとされます。特に、月がアセンダントに近い位置にある場合、その人の外見や自己表現が月のサイクルに影響されやすいと言われています。
3-③太陽星座やアセンダントが蟹座の人
蟹座は月によって支配される星座です。そのため、太陽星座やアセンダントが蟹座の人は、月のサイクルや変化に特に敏感です。彼らは自然と月のエネルギーに同調しやすく、感情の潮流を深く体験することがあります。
3-④感受性が高い人
一般的に、感受性が高く、内向的な性格の人は、月の変化によるエネルギーの変動をより強く感じることがあります。感情や直感に頼ることが多い人は、月のサイクルが自分の心理状態や感情に影響を与えることを、より意識しているかもしれません。
まとめ
月の星座の舞は、私たちの感情や行動に微妙な変化をもたらす、天体のリズムです。この神秘的なダンスを理解し、生活に取り入れることで、より豊かで意識的な日々を送ることができるでしょう。月のサイクルと星座のエネルギーを意識することは、自己理解を深め、日々の選択を豊かにする一助となります。また、自身の感情や行動の変化に気づき、それをポジティブな方法で生活に取り入れることが可能になります。
おまけ
2月9日、新月の時に月は水瓶座(Aquarius)に位置しています。
2月10日から、月は魚座(Pisces)へと移動します。
2月12日頃には、月は牡羊座(Aries)に入ります。
2月14日には、月は牡牛座(Taurus)に移行します。
2月16日には、月は双子座(Gemini)へと進みます。
2月19日には、月は蟹座(Cancer)に入ります。
2月21日には、月は獅子座(Leo)へと移動します。
2月24日の満月の時には、月は乙女座(Virgo)に位置しています。
この期間において、月は8つの異なる星座を通過します。
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