「人生の山々を駆け上がる」それは40歳までの私の約20年間を象徴している言葉です。自分のキャリア、経済的な成功、社会的な地位を追求することに集中し、登山が趣味の私にとって、この期間はひたすらに、がむしゃらに、山頂を目指すような時間でした。 40歳を過ぎ、これからの20年を思い描いたとき、自分のため山頂を目指すことをやめることにしました。 他者の人生の登山を支える生き方をしたい、そう決心しました。いわばそれは味わい深い下山の始まりなのかもしれません。 私でお役に立てるなら。そんな出会いに思いを馳せて。