経歴

富士ゼロックス株式会社 / 商品開発技術者 1984年2月〜 2008年12月

イメージスキャナーの電子回路設計を経て２つのプロジェクトリーダー（J-Starワークステーション向けA3ドキュメントスキャナー、Xerox Computer Products社向けPersonal Reader（視覚障害者向けブックリーダー）専用イメージスキャナー：米PC Magazine社Editor's Choiceで五つ星を獲得）を兼務した。 Xeroxグループのインクジェット商品ビジネスの立ち上げに参画し、主に画像処理とプリンタードライバー（Windows、macOS9/10）開発グループのリーダーでマネージャーになる。 Xerox社の意向でプロジェクトを解散後、コピー複合機のユニバーサルデザインの研究開発に従事し、コンビニ向けマルチコピー機の開発で主にUI（ユーザーインタフェース）を担当し、大画面カラー液晶パネルにタッチパネルを組み合わせたあらゆる人に優しい操作性を実現し市場導入した。同時に、日本事務機械工業会（JBMIA）の役員としてJIS X 8341-5規格の制定を推進し、それをベースにした日本発の国際規格「ISO/IEC 10779」の制定に貢献した。米リハビリテーション法とのダブルスタンダード化を回避して業界の開発エンジニアなどの負担を軽減することにも貢献し、結果として事務機械のユニバーサルデザイン設計の普及に寄与した。最終部門：商品開発本部統合プラットフォーム企画推進部
日本コントロールシステム株式会社 / 商品開発技術者 1981年2月〜 1984年2月

仲間とシステムハウスを起業し、主に工場で稼働する画像処理を用いた自動検査装置の開発をメーカーから東京エレクトロン経由で受託し、開発・製造・設置し稼働とメンテナンスまで担当した。主な受注先は、東芝、凸版印刷、アルプス電気、ミネベア、デンソーなど。IBM PCのキーボード配列をカメラでスキャンして挿し間違いなどを検査する装置の技術開発は、その後ヒット商品となる半導体マスク検査装置に繋がった。
北辰テクニカルサービス株式会社 / カストマーエンジニア 1977年4月〜 1980年12月

１年間の教育研修後、北海道苫小牧市に転勤し、主に新日鉄室蘭製鉄所内で稼働している５つのコンピューターシステムのメンテナンスを担当した。その他に道内の精油所や製紙工場内のコンピューターシステムも担当し、遠方への出張修理や予防保守も行った。
広島大学 / 工学部電気工学科 1973年4月〜 1977年3月

卒業研究のテーマは「アモルファスシリコンの物性研究」で、太陽電池などに使われている非晶質シリコンの製造方法（CVD法）の最適化や物理特性の測定を行って、光電効率のアップに貢献した。