言いづらいことを伝えるコツ
言いづらいことだけど言わなきゃいけない、言ったほうがいいこと、というのは、人と関わっていれば度々出てきます。
分かっている、でも言えない、言いづらい。
それはどうしてでしょうか。理由別・ケース別に伝えるコツを考えてみました。1.職場編①相手が仕事でミスをして指摘する時
大抵の職場なら、上司的な立場にある人が指摘する役割を負いますよね。
でも、立場が上司だからといって何でも言えるわけではない。かといって黙っていることも出来ない。同じことをその人が繰り返す可能性があるだけでなく、他の人も「それでいいんだ」と誤解しかねない。職場自体のクオリティが下がります。
でも言い方によって関係が悪化したりモチベーションが下がる恐れもある。それによって指摘した側の意欲も下がる。
この時、ミスした人の「能力・気力・注意力不足」として指摘すると、言われた側は対処のしようがなく、ストレスや不満を抱えます。「またやってしまうのでは」という不安も強まるでしょう。
どうしてミスしたのか、の状況(文脈)を共有するところから始めて、次回以降の対処法や予防法を「相談する」という形をとるのは如何でしょうか。
②相手の意見に物申す時
どんな人でも、自分の意見に反対されたり口を挟まれるのは気分のいいものではありません。それが分かっているだけに、誰かの意見に物申すのは躊躇します。
なぜ他者から物申されるとムッとしてしまうのか。
それは、「自分の意見」か「他の誰かの意見」か、の、二者択一だと思っているから、ではないでしょうか。さらにそこから広がって、「自分」か「相手」か、の、人間を選ばれたかのような錯覚まで起きてしまいます
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