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中村天風先生から教わった「愛」について

中村天風先生は明治から昭和にかけて活躍した哲人です。先生は、とても厳しい方でお弟子さんにも容赦なくズバズバものを言います。私が心身ともに疲弊している時に、本によって存在をしりました。すでにご存命ではなく、間接的に知っているという形でした。ある時、瞑想をしていると、先生が浮かび上がってきました。当時はわらをもすがる思いで、先生に何とかしてほしいという気持ちが強く、イメージで出てきてくださった時も、何かメッセージや温かい言葉などを期待しましたが、先生は、私を落とし穴に突き落としました。落ちた私は、上を見上げると、先生が立っていました。そして、「自分で上がってこい」と言われました。ライオンが我が子を鍛えるためにわざと崖から突き落とすようにです。私からしたら、厳しい、と感じるのは当然で、人によっては恨む人もでてくるでしょう。話は変わって、私は今は社会福祉の現場でも相談員をしております。ある方の相談を受けている時、「この人は力があるな」と感じました。この方は、ある支援のメニューを求めていましたが、彼には「ぬるい」メニューで役には立たないと思いました。さらに、自分の力を信じ切れずに、勇気がなくて少し逃げている感じもありました。そこで、私はあえてそのメニューを与えませんでした。厳しく、接したと相手は思ったかもしれません。その後、数か月彼自身に任せておくと彼は自分で動き、自分で社会復帰の道を見つけて獲得していました。相談員は「支援する」ことばかり考えているが、本当の支援とは、その人が自立できることだと思います。私は恨まれたり、同僚や会社の上司からはむしろ、批判の的になる可能性も十分にありました
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川下だけ掃除してもだめ

健康な身体は、健康な心に宿る中村天風先生は、それを『川下だけ掃除してもだめ』と言っているとてもわかりやすい例えで、身体だけいくら鍛えてもまた、いくら薬で治そうとしても心が病んでいれば、健康にはならないまた、例え身体が病んでいても心が健康であれば、決して負けることはない以下宇野千代著中村天風述『天風先生座談』よりかつてインドの聖者から、「お前は自分の体のことばかり考えて、つまり、川上のことはそっちのけで、川下だけを掃除しようとしている。そのことを教えてやる」と言われたんです。つまり、心と体という、命を形成しているものの関係は、ちょうど一筋の川の流れのごとく、切れず、離れない。そうして、常にこの川の流れの川上は心で川下は肉体だということに気がついたならば、心というものはどんな場合があろうとも、積極的であらしめなければならんのは当然だ、と気がつくでしょう。
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中小企業経営のための情報発信ブログ505:本の紹介 運命を拓く

今日もブログをご覧いただきありがとうございます。今日は中村天風著「運命を拓く」(講談社)を紹介します。以前にも中村天風の著書や天風哲学を取り上げたことはありますが、改めて天風の著書を紹介します。 中村天風の説く天風哲学は、一言で言えば自己強化の哲学ですが、東郷平八郎、原敬、後藤新平、山本五十六といった政界だけでなく、松下幸之助、稲盛和夫といった財界、そのほか宇野千代、大仏次郎、広岡達朗など多くの知識人、著名人が天風の薫陶を受けています。以前紹介した「稲盛経営12か条」も中村天風の教えが根底にあるように思います。以前にも書きましたが、天風の生涯を簡単に記しておきます。 中村三郎こと中村天風は、明治9年に旧柳川藩主の遠縁に生まれ、福岡の修猷館中学に入学するも、柔道の試合に敗れた相手から闇討ちに遭ってその相手を刺殺してしまいます。正当防衛は認められたものの退学処分を受けます。負けず嫌いで気性が荒い三郎に手を焼いた両親は、当時政治活動家の集まりであった玄洋社を率いていた頭山満に三郎を預けます。生涯の師となる頭山満の薫陶を受けた三郎は、諜報活動の手ほどきを受けて、日露戦争では満州にわたりスパイ活動を行う軍事探偵として活躍します。軍事探偵113人のうち日本に帰還できたのは三郎を含めたったの9人でした。三郎は帰還後軍事通訳を務めますが、奔馬性肺結核に罹ります。北里柴三郎の治療を受けますが症状は悪化し、名医の北里も匙を投げ死期を待つだけになりました。「不治の病にかかったとき、心はかくも弱くなるのか、弱い心を強くしたい」という思いで、人生探求の旅に出ます。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツの高
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#20:視座を上げる③ ~争いをなくす ”悪人” 思考~

たけやんです。 自分の成長のため &情報のアウトプットを目的に、ブログをはじめました。まったり更新する予定です。 これを読んでくれた方に、少しでもプラスとなる事があれば幸いです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~おすすめ本の紹介です。今回は、私の生き方や考え方に大きく影響を与えてくれた ”中村天風” 先生の著作になります。◆ほんとうの心の力[著:中村天風]過去のブログ#13でも天風先生の名言をご紹介していますが、天風先生の考え方はとにかく積極的・前向きで、自分を中心に周りの人たちに勇気と元気を与えてくれる素晴らしいものばかりです。そして、今回ご紹介する本の中でも私が一番感動した考え方が、『善人と悪人』というものです。(124ページより)ざっくりと内容をご説明しますと、こんなお話しです。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~●ある人が、天風先生に聞いた 「先生のところにいる人はみんな、何があっても機嫌を悪くしたり、  怒っている人がいない。これはどういう事です?」◎天風先生は答えた 「私のところはね、みんな ”悪人” ばかりだからだよ」●聞いた人は驚いた 「悪人ばかり!?それがどう関係するんです??」◎天風先生は答えた 「私のところでは何か問題が起こると、誰かがすぐに『あ、私が悪かった』  と言う。そう言って罪を背負っちまうから、喧嘩がおきない。  ところが、あんた方の家庭だと ”善人” ばかりだからいけない。問題が  起こっても『私は何も悪くない。あいつが悪いんだ!』ってなるから、  好き勝手に喧嘩やりだすも
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#13:プラス思考の発言を② ~悪口は自分の人生を破壊する~

たけやんです。  自分の成長のため & 情報のアウトプットを目的に、ブログをはじめました。まったり更新する予定です。 これを読んでくれた方に、少しでもプラスとなる事があれば幸いです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~前回に引き続き、プラス思考の言葉遣いをしよう!ということで、私の尊敬する ”中村天風” 先生の名言をご紹介いたします。◆いやしくも、人を傷つける言葉、勇気を挫くような言葉、あるいは 人を失望させるような言葉、憎しみ、悲しみ、妬みの言葉を遠慮なく 言っている人間は、悪魔の加勢をしているようなものだ。  そういう人間を哲学的に言えば、自他の運命を破壊していることを 平気でしゃべっている。  だから、何回も言うように、人々の心に勇気を与える言葉、喜びを 与える言葉、何とも言えず人生をおおらかに感じるような言葉をお互いに 話し合うようにしよう。 【中村天風(1876/7/30~1968/12/1)日本の実業家・講演家】ちょっと長いですが、私はこの言葉が大好きで、人と話をするときはいつも意識しています。組織やコミュニティで生きる我々にとって、人間関係を円滑にするのはとても大事なことです。特に、仕事上でのビジネストークや雑談、酒の席での自由な発言など、人は様々な『会話』を通して思考や価値観を表現・共有し、組織として強く結ばれるものです。ただ、この会話の中で「自分以外の誰かや何かに対する不平や不満、陰口や悪口など」を多用する人がいます。人間関係を良好に維持するためには、嫌でもそれに共感したり、むしろ好んで一緒に悪口を言う人もいるかもしれません
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