【奈良県桜井市阿部】安倍文殊院に指輪を取られたので参拝した話【神社仏閣探訪】
【奈良県桜井市阿部】安倍文殊院に指輪を取られたので参拝した話【神社仏閣探訪】何度も何度も、「安倍文殊院」という小さな看板がある「雷」という信号があるT字路を通ってきた。(厳密に言えば、小さい路地があるので交差点と言っても良いのかもしれない)この信号で右に行くか左に行くか、いつも目的はどこかの神社仏閣なのだけれども、とにかくこの「安倍文殊院」の看板を見ながら、「行ってみたいなあ」と言うばかりで、何度も素通りしてきた。実際、不思議な話ではある。
だいたい、気になれば予定を変更してでも寄り道する私が、一年は素通りしてきたのだからこれはこれで別の意味ですごいことである。そうしてある日、「今度こそ朝イチで安倍文殊院に寄って帰ろう」と決意し、別件で奈良に向かった。
しかし、用件がいつものごとく延びまくって深夜になり、なんだか面倒くさい気持ちになり、起きた時にはもう「面倒くさい」しかなくなっていた。「またにするか」と今回も後回しにしようとしたのだ。
しかし、身支度をしていると、いつもつけているシルバーリングが見当たらない。
もうずいぶんと長い間つけているシルバーリングで、大ぶりなデザインなのでそうそう無くすものでもない。
あちこち探して、「まあ車にあるかも」と諦めて車に来たがやはり無い。
そうして突然頭によぎる言葉。
「安倍文殊院にある」
畜生、いつまでも来ないものだからついに物質に取られたか・・・。
100%の保証はないのに、安倍文殊院にあるとなぜか確信していた。
いや、安倍文殊院の何処にあるっていうんだよ。
でも、安倍文殊院にあるんだ。
ウダウダしていたが諦めて、朝イチの安倍文殊院に向か
0