「人に迷惑をかけてはならない」という思い込み
「人に迷惑をかけてはいけない」頑張り屋さんは特にその思いが強くて、その思いがいつのまにか強い信念体系になって何でも自分でやらなければいけない「人に頼れない自分」を作り出す。色々なことが自分で出来るようになってくると自分の力だけで頑張れていると思ってしまって、周囲に迷惑をかけてしまう人を見ると憤りを感じてイライラしてしまったりする。でも本当は、迷惑をかけることは恥ではない。例えば、今日食べたごはん。ごはんの元である稲は、長い時間をかけて育てられ、収穫され、精米されて、お店に運ばれる。お店でお米が買われて、炊かれて、はじめてご飯になる。ここに至るまでの間に数知れない人の労力が込められていて、そこには自然の恵みと植物の命がある。どれかひとつ欠けてもご飯にはならない。人は一人ではごはんを食べられないんだ。誰かのお世話をすることもお世話になることも生きている限り当たり前のこと。だから、「人に迷惑をかけてはならない」という呪縛を外して自分自身を開放してあげよう。頑張り屋さん、もっと楽に生きよう。「迷惑をかけることは決して恥ではない」
0