自分の気持ちを優先してみたら、少し自信がついた話
私は、ボランティアを掛け持ちで3つしていた時期がありました。仕事もフルタイムでしていて、土日はボランティアで、休日がありませんでした。ボランティアは気軽にできるものではなく、泊まり込みで支援をするとてもハードなものでした。
当時の私は
「心理士として能力を伸ばさなければいけない」
「遊ぶ暇があったら、休日も頑張って、スキルをつけなきゃいけない」
と考えて、必死に頑張っていました。
仕事でも気力を使ってヘトヘト…
土日もヘトヘト…
私はボランティアを楽しんでやっていたわけではありません。「義務感」がとても強かったです。
(もちろんそこで得られたものもたくさんあります)
そんな状態が数年続きました。
頑張っていないと感じる人を見ると、イライラしたり、「私はこんなに頑張っているのに!」と勝手な怒りが沸いたりと、副症状も出ていました。
ある日、手帳をめくって、土日もボランティアの予定が詰まっているのを見ると、息が詰まるような思いがしました。「あぁ、土日にゆっくり休みたい。ボランティアを辞めたい」
そう思いました。
きっと、それまでも、ずっと辞めたいと思っていたんだと思います。
でもその思いは無意識に封じ込めていました。
ちょうどその頃、お付き合いしていた彼と結婚することになり、自分によりどころができたことで、本当の自分の想いを感じる準備ができたんだと思います。私は「辞めたい」という本音にやっとたどりついたのです。
そこからまた苦悩がはじまります。
「辞めたいけれど、辞めたらみんなに迷惑をかけてしまう…」
「突然辞めたら、無責任な人だと思われるかもしれない…」
辞めたいという自分と、迷惑
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