アンティークコインで掘り出し物を仕込むには
ら例えば庄内一分銀という地方貨があります。私は地方貨に詳しくはないのですが、メルカリで見る感じでは少なくとも2桁の人がこの一分銀を出品しておるわけです。ということはヤフオクを含めれば、当然ながらこの倍かそれ以上になるでしょう。ある出品者の情報によるとこの庄内一分銀は打刻期間がたったの2か月しかなかったそうです。なので歴史的に見ればその希少性は明らかです。でも私にはどうしてもありふれた一分銀にしか見えないんですね。私の実感ではこの一分銀以上にたくさん目にした地方貨を他に知らないわけですよ。むしろメジャーな印象さえあるわけです。こうした矛盾に直面した時はどうするべきか?私ならば迷わずこれを希少性があるものだとはみなしません。他の地方貨を当たります。ましてやこの庄内一分銀は当然ながら他のネットショップでも売っておるわけです。私はこの目でそれを確認済みです。実際にはこの庄内一分銀よりも希少性では劣りながらも他でそれをカバーして高値がついたコインは山ほどあるわけです。なので希少性とは歴史的な事実を踏まえながらも自分の実感を加味しつつ総合的に判断する必要があるのです。希少性が極めて高いのならばヤフオクとメルカリを合わせてもたったの1,2点しか出品されていないとか、そういうレベルのものだと私は信じています。なのでいわゆる裸コインを買うとすれば、当然ながら出品者が本当に取引しても大丈夫な人であることが大前提にはなるんだけれども、コインの1点ものになるでしょう。過去に市場に流通していたコインの1点ものというのは矛盾をはらむ表現ですが、これはもう美術品の1点ものを買う感覚です。どちらかといえば趣味
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