5月病と6月病 その① なんか最近調子が・・・
この季節は、新年度を迎え、入社・入学・転勤・異動・組織変更など、環境の変化で心身の調子を崩す方が増えます。最近は、そうした不調(多くは新しい環境に対する適応障害)をそのままにしてこじらせた状態のことを6月病と呼んだりしています。6月病は、「うつ病の入り口」とも言われます。そして「うつ病」は特別な病気ではなく、誰もがかかる可能性のある脳機能の不調です。
そうならない前に私たちができることはどのようなことでしょうか。
<ストレスはあってもなくても不調の原因になる>
ストレスは悪のように思われていますが、実は適度なストレスは人間にとって必要です。ストレスの無い状態が続くと今度は無刺激がよくないストレスになります。
反対に過剰なストレスも心身に悪影響を及ぼします。
<良いことやおめでたいこともストレスになる>
良くないことだけではなく、良いこともストレス要因になります。合格・昇進・結婚など、一見喜ばしいことであっても、その人にとって大きな環境の変化があれば、それは大きなストレス要因となり得ます。でも頭ではそのイベントを喜ばしいこと(=喜ぶべきこと)と認識しているので、実はそれが大きなストレスであることを自覚していないケースも少なくありません。
<自分の状態を正しく知る>
まずは、今の自分の状態を正しく知ることが第一歩です。
・ 以前より、寝つきが悪い・何度も目が覚める
・ 食欲がない
・ 些細なことでイライラしたり怒ったりする
・ 理由なく涙がでる
・ 暗い気持ちになったり落ち込む時間が増えた
・ 以前は楽しんでいたことに興味を持てない
・ やるべき
0