[Excel]祝日をスケジュールに反映させる方法(1:準備)

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こんにちは。かづきchanです。

スケジュール表やガントチャートを作成する時、土曜・日曜だけでなく、祝日や会社・学校ごとの休日(年末年始・お盆休みなども含む)を反映させたい事があると思います。
今回はそれを行うための方法や、必要な準備について紹介していきます。
(1:準備)は、必要な準備についての説明がメインです。
(2:実践)では、(1)の準備を元に反映させる方法を紹介していきます。

※その他スケジュール作成関連は、下記の記事にまとめています。

■事前準備

スケジュール等に祝日を反映させたい場合、まず、どこかに祝日や休日のリスト(一覧)を用意する必要があります。

なぜかと言うと、例えば日本では、ハッピーマンデーを始めとして、天皇陛下の即位関連の行事、オリンピック・・・様々な理由によって祝日の”日付”がコロコロ変わる事があります。
世界各国で使われているExcel(一部ローカライズされていたりはしますが)は、そのうちの1つの国でしかない日本のコロコロ変わる祝日を、わざわざ対応させていられからです。
もっと言えば、それを全世界分・・・なんて、正直やっていられません。

おとなしく日本の祝日や反映させたい休日のリストを、資料としてExcelさんに渡しましょう。そうすれば喜んで仕事をしてくれます。

【1】祝日一覧を探す

便利な世の中です。「祝日一覧」「祝日リスト」などの言葉で検索すれば、年毎の祝日一覧を載せてくれているサイトはたくさんあります。
そこからリストを貰ってきましょう。
「yyyy/m/d」の表示方法で、年・月・日がすべて書かれていて、縦長の1列に並べてくれている所がいいでしょう。

【2】できれば別シートを用意する

スケジュールが入っているシートに祝日一覧を書き出すと、ごちゃごちゃしますし、スケジュールデータが増えた時も、祝日の増減があるときも更新しづらいので、新しいシートを準備します。
シート名は「設定用」でも「内部処理用」でも「祝日」でも何でもかまいません。
他にメモ代わりや設定用に使っているシートがあって、データを追加しても問題なさそうであれば、それを利用するのもいいでしょう。
(行の追加や削除をするようなことがあるシートは止めたほうがいいです。)
シート追加.jpg


【3】祝日の表を用意する

【1】で見つけた一覧をコピーするなり、挿入するなりして祝日の日付が1列で書かれた表を用意します。
下記画像のような一覧ができましたでしょうか?
祝日一覧を貼り付け.jpg
ちなみに、この画像では「日付」の他に、「祝日名」「備考」項目も入っていますが、単純に祝日判定をしたいだけなら「日付」列以外の項目は特に必要ありません。
後で「あれ、この日なんで休みなんだっけ?」と見直したりする事は100%無い!と断言できるなら削除してしまってもかまいません。
過去の日付分も、必要なさそうなら行ごと削除してしまってもよいでしょう。

・・・が、過去の祝日はともかく、「祝日名」の情報は、あるならあるで越したことはないので残しておくことを推奨します。
なぜかというと、少なくとも日本ではある日突然祝日が無くなったり、変更される場合があるからです。(最近だと、12月の天皇誕生日が無くなったり、オリンピック関連で3つほど祝日がずれたりしましたよね)

【4】一覧をテーブル化する

一覧ができたら、表をテーブル化しておきましょう。
引用するときに、絶対参照で指定しても出来るには出来るのですが、可読性が悪い(わかりづらい)ですし、祝日の増減があったときに、参照範囲を手動で変更させる必要が出てきます。
テーブル化しておけば、下の行に追加すれば自動で範囲として追加反映してくれるので更新もラクです。

表内のデータをすべて(もしくは「日付」がある列だけでも大丈夫です)選択して「ホーム」タブの上部メニューにある「テーブルとして書式設定」で、好きなテーブルスタイルを選び、テーブル化しておきましょう。
テーブル化.jpg
「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」のチェックはつけておきます。
先頭行をテーブルの見出しとして使用する.jpg

【5】テーブルにわかりやすい名前を付ける

テーブル化したら、テーブルにわかりやすい名前を付けておきましょう。
テーブル化した表のどこでもいいので選択すると、上部メニューに「デザイン(テーブルツール)」という項目が出てくるので、それを選択します。
テーブルツールデザインを選ぶ.jpg
左上に「テーブル名:」という項目があって、その下に「テーブル2」と書かれています。これが現時点の祝日一覧表のテーブル名です。
(テーブルの利用状況によって数字はちがってきます)

テーブル名が書かれている所をクリックして、わかりやすいテーブル名に変えておきましょう。ここでは「祝日リスト」とつけてみます。
※同じエクセルブック内で、すでに使われている名前は使えません。
テーブル名変更.jpg
これでテーブル名が変更されました。

これで準備はOKです。
職場や学校などの休日も反映させたい場合は、同様にテーブル化した表を作るか、今回作成した祝日リストの下に日付を追加していってください。

いよいよ、スケジュールに反映していきましょう。
「[Excel]祝日をスケジュールに反映させる方法(2)」へお進みください。


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