今回は “勝率” についてですが、この勝率について私が思う結果から言えば「勝率なんて気にするな」って所に着地します…。
オリジナルのサインツールの開発~販売までしている身分でありながら、そんな事を言ったら身も蓋も無い爆弾発言に聞こえるかも知れませんが、その辺りの私なりの見解について今回は書き散らしていきますので、よろしくお願いいたします。
バイナリーオプションの勝率…気になる所だと思い、気にするのは当然の事かと思います。
勝率が良いor悪い基準は?
勝率が良い=勝てる?
勝率ってどのくらいあれば良いの?
単発とマーチン有りでの勝率って何?
勝率と損益の関係は?
勝率と期間の関係性とは?
勝率20%でのチャンスとは?
そもそも勝率って何?
…等々、それぞれを説明するのは既に、販売中の商品パッケージ内容として、トークルーム内にて必要だと判断したお客様に対しては、お伝えしていますので、このブログでは省略させていただきます。
さて、
「勝率なんて気にするな」
とは、言うものの、少し言い方を変えれば
「勝率の数値だけを見ているなら、勝率なんて気にする程、役に立たないよ」
と言う言い方になります。
ここから、ブログのメインテーマ “普通” の事なのですが、もし読み終わった時に衝撃を受ける内容だったなら、普通の事しか書いてないだけに考えを改める必要が有るかも知れません…。
それは、前回の “ソレ” の一部分でもあるので、なかなか勝てない要因の1つなのかも知れないからです。
では、何故「勝率の数値だけを見ているなら、勝率なんて気にする程、役に立たないよ」と言うのかですが、
仮に、「勝率60%」
この数字だけでは、様々なケースがあり得ますが、“これからの未来も勝率60%で取引出来る” と勘違いしてしまうケースがあるのではないでしょうか?
学校のテストで60点を取った事と、この「勝率60%」と言う数値だけを見れば大差はありません。
“勝率” とは言い換えれば “採点結果” だと考えています。
この様に、勝率とは過去に対する結果的な数値であり、これから未来の数値では無く、ましてや期待値でも無いと言うのが勝率単体の示す数値と言う事になります。
つまり、勝率60% “だった” となりますので、当然その “期間” が存在します。
期間は、ある時から~ある時までの連続した1つの時間経過の期間となるか、又は、連続した1つの期間ではなく、複数の連続した期間が有り集計した期間で有れば、それは平均勝率となりますので、
仮に平均勝率とは
2月20%
3月30%
4月90%
5月100%
と成った結果は、月平均勝率60%と言う事に成ります。
ただ、勝率の悪かった最初の2ヶ月を集計せずに、「月平均勝率95%」と言うかも知れませんが、嘘には成らない点に注意して下さい。(以下の説明にて注意の仕方が分るかと思います)
また、「過去5年間」と言うと 、ある時を境に毎日連続した5年間となります。(毎日じゃなくても不定期な5年間でも良い訳ですが、説明の簡略化の都合上御了承ください)
ただし、「過去5年間の平均勝率」と言うと、全く取引が無い年や期間があっても嘘では無いし、凄い悪い勝率のスタート後の年から爆勝ちしたのかも知れないし…、と言う感じで、“勝率からだけでは” ほぼ取引内容はつかめないのと同然となります。
※前回の平均収入の話しで“中央値”の下りがありましたが、それに類似するかと思います
次に、
勝率と言う事は、エントリー回数に対して勝った回数になるので、
「何回エントリーしたか」や「何回勝ったか」の “回数” が存在します。
仮に、
①のケース 10回エントリーし6回勝てば勝率60%
②のケース 1000回エントリーして600回勝てば60%
とした場合、更に、“回数” と “期間” の関係があり
仮に “期間” が、過去5年間で10回エントリー勝率60%なのか、過去24時間で10回エントリーして勝率60%なのかの差が勝率だけでは分からない事と成ります。
①と②どちらが優れているのか?と言えば②の方が優位となります。母数が10回より1000回の方が多いので、同じ60%でも②の方が優位だった事と考えています。
ただ、いくら優位とは言え1000回エントリーのその期間が仮に5年として1か月20日稼働の5年なら、卓上の計算値ですが、1日平均1回のエントリーをするかしないかを5年間毎日繰り返した計算値となります。
1年間で10000回エントリーの場合なら、1日平均4回前後の計算値となり、1ヶ月間なら1日50回前…
逆に5年間で10回エントリーなら…計算するのもバカバカしいですね。
また、1000回エントリーの勝率60%とは言え、仮に400回連敗してから600連勝しても勝率60%となります。
これは、400連敗中に我慢出来て資金を持っている者のみが、その後の600連勝を成し得た強者となります。
無論600回目からのデータであれば100%ですけど…。
普通に考えてあり得ないですが勝率のみだと、この様な話しでも矛盾しない事になってしまいます。
と言う感じで、時間的生活スタイルや、資金、手法や相場環境によりけり何とも言い難いですが、その勝率の「数値だけ」を見るなら意味がなく大事なのは、その内容を把握する必要があると思います。
以上の点にて最初の話しに戻りますが、勝率とは “採点結果” だと考えています。
まとまった期間の勝率は、今後もそれと同等の期間を経て意味がある勝率になるとも考えています。
例えば、去年1年間であれば、今後1年間たった時に見込める数値かと思います。
ですから、過去1年間の実績を元にした勝率ならば、1ヶ月程度では、そもそもの母数に違いが有るので去年1年間の1/12の枠だけの話しになってしまいます。
「じゃ、期間を短くすれば信用しやすい数値になるのか?」
となりますが、答えは「No」だと思います。
期間が短いと言う事は母数が少なくなるので不安定となります。
分かりやすく言えば様々なインジケータの期間や計算式に代表される様に、期間設定を短くしたり、ローソク足に敏感に反応する様な計算式のインジケータは「騙し」が発生しやすく、複数のインジケータを組み合わせて騙しの回避に勤めたり、期間設定を長くしていませんか?それと同じ理屈です。
(この「騙し」って表現は嫌いです。なぜなら指定された期間にて4値の計算方法にて忠実にグラフ化しているだけなのに「騙し」って…使う人が勝手に言ってるだけの話しか、一般的に多く意識されたカタチと違う結果と成った場合等なんで…。この辺の話しは、追々ブログにて掲載します。)
と、言う事は、期間が長くても短くても、この次のエントリーをして “当たる” 可能性が60%か?と考えれば必然的に “違う” と分かる筈です。
ましてや、過去の期間のその全てに対してガチガチにエントリー出来ていれば、と言う事にもなるので、今後も過去と同じ手法にて、その全てにガチガチにエントリーし続けて初めて “比べる事” が出来る訳です。
また、一定のルールにてバックテストを行いその手法の優位性を確かめる方法があります。その場合は、詳細な数値や内容がグラフや数値となり “良かったか” “悪かったか” を検証する事が出来ます。
この場合は、最大損失が許容範囲内で右肩上がりの収益グラフに成っていれば “良かった” 事を意味します。
過去に対する検証なので “悪かった” 場合は “良く出来ます” これをカーブフィッシングと言い、この世界ではよくある話しなので、過剰評価されぬ様に注意してください。
以上これらの考えが、私なりの個人的見解と言うか、普通の事を言っているだけですが、どうでしょうか?
何回も繰り返しとなりますが、
勝率単体の数値とは単なる過去の評価点であると考えている事から
「勝率の数値だけを見ているなら、勝率なんて気にする程、役に立たないよ」
だと思っています。
もちろん有効な使い方は有りますが、今回のブログでは結構なボリュームとなってしまったので、続きは商品購入者様のみとさせていただきます。
某所では、勝率を全面的にアピールしている方がおられる様ですが、それは、テストの良い点数や、その勉強方法を自慢したりしたくなるのと似ていて当然の心理かと思います。また、それは、悪気がある訳でも無いとは思いますが、その人個人の “勝った結果” である事を理解し、そこだけを主張する事無く嘘偽り無く正しく伝え、また聞く側にも同じ価値観が求められる事をお忘れ無く。
それは、負けた時だけ自己責任を押し付け、勝った時はテガラを横取りする様な提供者や、負けた時は提供者をののしり 、勝った時は提供者を崇拝する様なお調子者では、駄目だよって事です。
もしも、万人が同じ結果を出せるなら、何の苦労も無い訳で…
「損益に対しての費やした費用や時間にこだわれ」って。言っている人の方が良いと思いますよ。
何にせよ、全て自己責任です。
それでも気になる勝率と、あなたはどう付き合いますか?
バイナリーオプションに関するブログ
メインテーマは “普通”
次回サブテーマは “バイナリーオプションの情報と、その対価について”
の予定です。
既にNABOSの何らかのツールを購入していただいたパッケージ内容と重複する部分もありますがコピペでは無いので、時間があれば御覧ください。
では、次週