20年ほど前のホームページは、1つ1つHTMLを書いて作られていました。
なので、見積もりはページあたりいくらということになってました。
WordPressは記事を投入するだけで、あっという間に数十ページ作れます。
どのように見積もれば良いのでしょうか。
1ページあたりいくらという見積もりにするととんでもない額になりますね。
WordPressは、トップページ、固定ページ、投稿ページを表示するための
テンプレートが存在します。デザインするのはその単位なので、概ね5ページ分ぐらいです。
サイト構成やデザインに対する見積もりは、まずその単位で考えます。
1.要件定義 〇円
2.WordPress設置基本料 〇円
3.デザイン・コーディング
トップページ・・・〇円
商品一覧ページ・・・〇円
問い合わせフォーム・・・〇円
お知らせ一覧ページ・・・〇円
お知らせ詳細ページ・・・〇円
4.コンテンツ投入 〇円(20ページまで)
みたいなのが基本です。
トップページについては見た目のみならず、スライドショーをつけたり、特集記事用のブロック、サイドバーでのバナー表示など色々条件があると思うので、そこはデザインを詰めて金額を確定させます。
お知らせページのような、単純なブログ形式であれば、一覧と記事詳細ページのデザインが決まれば、
5.SNS連携・・・〇円
6.SEO設定・・・〇円
という部分の検討だけで概ね済みます。
ただ、WordPressは色々簡単にできるとはいえ、サイトによってはカスタマイズする必要が出てきます。例えば商品紹介ページの類です。
Amazonみたいな商品ページをブログを書く要領で作るのは限界があります。
カスタムフィールドというのを用いて、投稿画面で必要な情報を入力すればページに反映されるようにします。
ここで入力された情報を、テンプレート上で表示するために若干PHPのプログラムやJavascriptを埋め込むので、コストが変わります。
例)商品ページの投入画面の例
また、カテゴリーが複数にまたがる場合、複雑な制御が関わってくる場合があります。
「液晶モニター32型」というアイテムが「テレビ」にも「PC周辺機器」にも属している場合、商品詳細ページを表示した際、どちらのカテゴリーで表示すべきでしょうか?
WordPressでは、記事を複数カテゴリーに登録できるために、そういった考慮が必要になります。
「HOME > エレクトロニクス > テレビ > 液晶テレビ」
みたいなパンクズを、サイトの上部に表示させますが、案外複雑に判断してたりします。
ページ内のごく1行の部分なのですが、そこに実は手間がかかる場合もあります。
後から追加開発費用を求められないよう、仕様を割り切ることないよう、
細かい部分まで詰めておく必要があります。
後から以下のような追加作業が発生する可能性も出てきますね。
7.商品詳細ページ作成画面カスタマイズ 〇円
8.商品一覧画面作成 〇円
9.商品詳細ページコーディング 〇円
ここまで出来たものの、いざサイトを公開したら凄く重たい・・・
数秒かかってたらSEO的には離脱率が70%とかなってしまう・・・
そうなった時点で今度はサーバー側のチューニングも発生します。
複雑なサイトを作る場合、インフラや性能要件まで詰める必要もあります。
という具合に色々書いてみましたが、見積もりする際には割と多く考慮すべきてんがあります。
安易に発注して、想定したものが出来上がらなかったり、追加コストが嵩んでしまっては、肝心のビジネスへ注力できませんよね。
そういったリスクを回避するために、セカンドオピニオン的なアドバイスができるかと思います。