[データ復旧]”思い出の写真が消えた”への対応

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IT・テクノロジー

データ復旧のお仕事

最近友人に頼まれて作業してて思い出しました。
フリーランスになりたての頃、PCの緊急トラブル対応の受託をしていました。一番インパクトのあったのは、ゲーム用のフルタワーPCのグラボが燃えたという案件でした。
※ココナラを始める前のお話です

定年後のご夫婦の旅行写真が詰まったPCの復旧

一番思い出深いのはこれです。
デジカメの時代になり、写真をプリントしないでPCに保存する人も多いと思います。Dropbox等のクラウドストレージも普及していなかった頃です。

奥様「もうしょうがないですね。また旅行行けばいいですし・・・」
旦那様「今日壊れたばかりだから、何とかなるよ」
私(めちゃめちゃハードル上がってる・・・)

ディスクを取り出して診断ツールにかけます。ハードの異常は見られませんでした。

ここでデータ復旧ソフトにかけてしまう人がいますが、それによって余計に障害が広がる可能性があります。

症状としてはPCが起動しないというものだったので、OSのブート領域の復旧をします。ブートローダーを上書きして元のPCを起動。

無事にOSが起動するも、非常に重たい状態。普通に操作できませんが、多分それでも使ってたんでしょうかね。ブート領域だけでなく他も壊れてます。

ちらっとだけ画像フォルダを見せて一安心してもらいます。

急いでまたディスクを取り出して、作業用PCにつなげてドキュメントや画像を取り出します。

再び元のPC上でディスクのエラーチェック。セクタ不良が修復されます。

最終的に退避した写真プラス数十枚の画像が取り出せました。
新品のハードディスクに乗せ換え、OSインストールからドキュメント類のコピーまで済ませて完了。

旦那様「ほれ、何とかなったよ」「ありがとう!!!!」
奥様「あら、ちゃんとプリントアウトもしないとね!」「ありがとうございます(TT)」
すごく嬉しそう。
私(復旧してなかったら最高に重苦しい現場になってたろうな・・・と思いつつも、じわじわと達成感が湧いてきて、何よりも役に立ったことが嬉しい)

ご夫妻の喜んだ顔が今でも忘れられません。
激務の会社勤めで何のために仕事してるのか分からなくなってた頃、こういう風に日毎に感謝され、遣り甲斐を感じた事はとても良いリハビリになったと思います。

こちらの方こそ感謝でした。

おまけ)グラボが燃えた

これは一番インパクトのあったものですね。
「ゲーミングPC+煙草+梅雨明け後」というのはとっても危険です。
梅雨時に湿気で埃がヤニと共にPC内にこびりつきまして、梅雨明け後の乾燥によってふんわりモコモコな火種が出来上がります。

「PCから煙が出ました」の連絡でした。

行ってみるとミドルタワーのPCから焦げた匂いが漂ってます。

中を開けたら、グラボが焦げてます。

ハードディスクの基盤が熱のために壊れたのか、モーターが回りません。
ヤフオクで同一型番で発売日の近い(ロットの近い)ものがたまたまあったので、ディスクの基盤を交換して無事復旧。

グラボ、もったいないですね。当時まだまだ高かったと思います。。

梅雨の前後に限らず、PCの中は定期的に掃除しましょう。

ココナラで物品の郵送による対応が可能なことを知ったので、PCが起動しなくなったレベルの対応であれば随時受けられるかなと思います。
ハードディスクから速いSSDへの乗せ換えもオプションで対応可能です。

ではでは。

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