職務経歴書についての解説①

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ビジネス・マーケティング
私は現役キャリアアドバイザーとして、1000名以上の転職活動に携わってきました。その中で頂くことが多いご相談の1つが、「職務経歴書」の書き方です。

「そもそも書き方がわからない」、「何を書けばいいのでしょうか」、「とりあえず書いてみたけど自信がない」・・・等、多くのご質問、ご相談を頂きます。
またご提出頂いた職務経歴書を拝見した中で、「このままではさすがに推薦できないな」「これでは担当者に読んでもらえないな」「書類選考でお見送りになってしまうだろうな」と感じる書類がある一方で、「やってきたことが簡潔明瞭で具体的だな」「この経験があれば、選考を進める業務が未経験でも早期にキャッチアップできる人だろう」「(私が採用担当者だったら)ぜひお会いしたい」と感じさせる職務経歴書も多く見てきました。

それらの経験から、よい職務経歴書を書くためのポイントをまとめます。

【職務経歴書で採用担当者が見ているポイント】

・仕事に意欲を持ち、仕事に対して自発的に向き合ってきている人か
・求める実務能力、またはポテンシャルを保有しているか
・発揮できる強みを自覚しているか
・転職理由、目的に納得、共感できるか
・記載内容に信憑性があるか

応募する企業、職種によって、企業に見られるポイントが異なることが大前提にありますが、多くの採用担当者が見ているポイントとして共通しているのが、上記ポイントであると考えます。

【職務経歴書を書く際にこれだけは抑えておきたいポイント】

・職務経歴書、履歴書によって書類選考が行われる
 (書類選考が通過できないと面接に進めない)
・面接時の確認事項、質問内容のベースになる書類である
・経歴の羅列では意味がない
 経歴の中で、なにを経験してきたか
・採用側の採用ニーズを具体的に想像する
・具体的な内容を、簡潔に記載できているか
・採用担当者の立場に立って読み返す

この中でポイントを1つだけに絞るとするならば、私は「採用側の採用ニーズを具体的に想像する」ことを挙げたいと思います。

どんな仕事もお客様がいてはじめて発生します。お客様はなにかが欲しかったり、困っていたり、目標と現状のギャップに不満を抱えているからこそ、対価を払って「課題解決」を目的に仕事として発注するのです。

お客様(相手)が何を欲しているか、なにに困っているか、なにがどうなればお客様はよりよい状態になるか、を想像することは、どの仕事にも共通する必須スキルです。

転職活動も同じで相手(採用活動をしている企業)がどうして採用活動を行っていて、どんな人を欲しているか、ここを具体的に想像していくことが最も重要だと考えます。

その想像さえできれば、あとは相手のニーズに合わせて、自分という商品をいかに企業に見ていただくか、の整理となります。そこまでいけば、おのずと職務経歴書は完成に近づきます。


これまでの経験をベースに、職務経歴書の添削を行っております。
お困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。


職務経歴書うんぬんの前に、自身のキャリアを棚卸ししたい、書類選考通過後の面接対策を行いたい、などのご相談も承っています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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